「飛べない翼に、意味はあるのでしょうか」に視る、意味が持つ柔軟性
2008-07-08
「飛べない翼に、意味はあるのでしょうか」AIR、遠野美凪の台詞。
この台詞には、『意味』というものが持つ柔軟性が含まれています。
「飛べない翼に、意味はあるのでしょうか」。この言葉を分解すると、『「飛べない翼の」「意味は疑問(無い)」』、ということになります。飛べなければ意味がないのではないか、という疑問。
これはつまり、有意とは本来の使用方法・あるいは本質に宿るものであって、そうではないものは「意味があるのかどうか」疑わしい状態にあるといえます。
例えば、データが壊れて読み取れないCDに意味はあるのでしょうか。水に濡れて読めない本に意味はあるのでしょうか。
「有意性の根拠」がそこにあるのなら、その真逆は、必然的に、意味があるということになります。つまり、「飛べる翼に意味がある」ということになる。
ここには美凪の、『意味』というものの考え方が表れています。ここまでに書いてきたことを纏めると、
・有意とは本来の使用方法・あるいは本質に宿るもの
・本来の使用方法で運用されている、あるいは本質を十全に発揮できているなら、それは『意味』がある
というのが、美凪の考え方。
これは(この言葉は、この考え方は)、美凪自身のことを指しているものでもあって、だからこそ、そこに切なる希望を込めて、「あるのでしょうか」という疑問文になっています。断定ではなく、問いかけ的に。「(遠野美凪という)本来・本質が失われている自分自身に、意味はあるのでしょうか?」
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この『意味』に関する結論は、美凪シナリオ後半に出てきます。
「意味はあるさ。 それが、空を飛んでいた日々の大切な思い出だからな」
飛べない翼にも、意味はある。空を飛んだ時の思い出が宿っているから。
これは、美凪の当初の考えに反するものです。「思い出」などというものは、「翼」の、本来でもなければ本質でもない。しかし、この『意味』を、美凪は受け入れます。
つまり、どういうことかというと、『意味』というのは、本来や本質に依拠されるものではなく、視点によって創出されるものだということなのです。
データが壊れて読み取れないCDにだって、部屋のインテリアでもベランダに鳥除けで置いとくのでも何でもいい、別の使い方はあるし、いや使わなくたって、CDが読み取れた頃の思い出や、いや一度も読み取れたことがなくても、折角買ったのに読み取れなかったという思い出が宿る。そして、そこに『意味』を見い出すことができる。
そういったことです。
つまり、「飛べない翼に意味はあるのでしょうか?」という言葉には、『意味』は一つの観点だけが根拠となるものではなく、視点によっていくらでも見い出したり創り出したりすることが出来るという、『意味』が持つ柔軟性が表れているよね、というお話です。
麻枝准の世界観の魅力(の一つ)
2008-05-28
麻枝さんの世界観の魅力の一つに、最初からある縛りというか閉塞さを絶対に認めた上で先に進もうとする、という点があるかもなぁと、麻枝さん作曲・keyのボーカル曲を聞いてたら思った。歌詞のお話。
XBOX360版CLANNADの『実績』について考えてみる
2008-04-26
公式サイトはいつになっても出来上がらないし、このまま発売中止になってしまうのかと不安を感じてさえいたのですが……ついにきました! XBOX360版『CLANNAD』の発売日が、7月17日に決定!(参照)取りあえず、ですが。しかしまあ、隠れXBOX360ユーザーとしては喜ばざるをえません。
さて、このXBOX360版には、いくつか多機種版では見られない要素が含まれています。
- ・画質の向上
- HD対応画質になる(16:9、1280×720)参照
- ・ダウンロードコンテンツ
- 『光見守る坂道で』のドラマCDがダウンロードコンテンツになる"っぽい"(正式なところはまだ不明)
現在のところは、こういった点がXBOX360版『CLANNAD』のオリジナル要素といえるのですが、他にもうひとつ、(現時点では)絶対にXBOX360でしか実現し得ないオリジナル要素があります。
それは、「実績(アチーブメント)」。
「実績」とは何かを説明させていただくと、XBOX360のゲームプレイで得られる、得点のようなものでございます。それぞれのゲーム毎に特色に応じた様々な実績が用意されており、その条件を満たすことによりポイントを得ることができます。「○面をクリア」といった普通にプレイしていれば取得できるものから、「全てのキャラのレベルをMAXまで上げる」「全てのアイテムを集める」「最高難易度で最高の評価点を得る」「オンライン対戦で○連勝する」などといった、メチャクチャ難しいものまであります。
実績を取得したからといって、何が得られるというわけではありませんが、とりあえずユーザーにとっては、面をクリアする・物語を進めるといったこと以外にも、遊び方の指針を用意してくれるものでもあります。
PC版もPS2版もPCフルボイス版も手に入れてしまった僕としては、やはり気になるのはこの「実績」です。どんな実績が登場するのか。そこだけが凄く気になっています。実績のためだけに360版を買おうかと思っているほど。実績というのはただの自己満足ですが、ゲームに対する支配欲と征服欲を満たして、ゲームとプレイヤーとの親密さを承認していると歪な勘違いができるものでもあるのです。あなたは達成してますよというのをゲーム側が承認してくれるわけなのです。だからそのために買いたいし、どんな実績になるのかが気になるのですよ(やな思想だなw)。
ということで、この『CLANNAD』の実績が、どんな感じになるのかを予想あるいは妄想してみました。
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コンシューマギャルゲーの転換点と、ビジュアルノベルの登場
2008-04-21
TYPE-MOONの『月姫』がリメイクされて帰ってくるということで、『月姫』の感想でも書いてみようと思ったのですが……うーん、まずい、全然覚えてないぞ?当時は、確かに衝撃を受けたはずなのですが。
どくんどくんという心臓の鼓動を鳴らすSEに合わせて僕の心臓もどくんどくんと早鐘を打ったはずなのですが。
なにせ初プレイから8年経っています。感動も衝撃も思い出を通り越して風化しかけています。そりゃ覚えていないという台詞が出てしまっても仕方ないところもあるでしょう。
僕がギャルゲーを熱心にプレイしていたのは99年〜01年くらいにかけてでして、『月姫』の感想だけでは間が持たないので、その頃にプレイした面白かったゲームの話をしましょう。
……と思ったんですけど。
えらく長くなってしまいそうですので、いったん途中で切って。
コンシューマギャルゲーの転機と、それに重なるように出現したビジュアルノベル、そんな感じのお話にしましょう。……しましょうというか、してしまいました。ただの思い出話になる予定が、一体何がどうしてこんな話になっているのか。
ちなみに、長いです(笑)。こうも暴走するとは、自分のことながら驚き。
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遂に発表された「Key」最新作――『Rewrite』を推測する!
2008-04-01
http://key.visualarts.gr.jp/rewrite/rewrite.html遂に、遂に来ましたよ、『Key』の完全新作の発表!
タイトルは――『Rewrite』リライト!
(4/2追記:って、これ、『Rewrite』、マジ話なんですけどーーー!!!
参照:鍵っ子ブログさん
うわー、嘘ネタだとばっか思って適当なこと書いてたら、マジ新作だったなんて!
えっと、この記事は、4月1日に、これはネタだろって思いながら記したものです。
えっと、記事の途中の一部は、あまりにもネタに寄り過ぎていたため、消去しました。
えっと、『Rewrite』に関するちゃんとした推測は、そのうち、なんか、書くかも。
しかしビックリした……。
あ、これどうぞノ ☆ (←実は手裏剣です!))

発表されたのは、世間的に嘘が許される日であるエイプリルフール!
まさかこの、ユーザーから「嘘ネタでしょ?」と思われてもおかしくない日に発表に踏み切るとは思ってもいませんでしたが、いやしかし、こうやって発表されると、否が応でも期待してしまうものです。
さて、ユーザーから「エイプリルフールのお遊びか」と受け止められてもおかしくない日に発表された、Key新作の『Rewrite』。
やはりユーザーとしては、発表されたのであれば、そこにある情報から、『Rewrite』がどういったものになるのかを予想してみたいわけでして。
ここはひとつ、ユーザーから「4月2日にはURL飛んでも消えてるでしょw」という理解をされてしまいそうなこの『Rewrite』を、全身全霊をくれながら、予想してみようと思います。
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