京アニ版 kanon 17話 「姉と妹の無言歌〜lieder ohne worte〜」

 2007-01-26
kanon

「祐一〜〜。お昼休みだよ〜〜〜〜」


「だよ〜〜」じゃねえッ!!

実に恐ろしき北川。もの悲しい栞シナリオでこんなに爆笑させられるとは。一度目に見たときは北川に全てを持っていかれた……。
これはこれで、「普通に扱って下さい」と言った栞の言葉を実現させるための作りではないかなと考えらます。
祐一は、描かれてないけど、多分沢山のいろいろな葛藤があって、そして栞を普通に扱う事に決めた。で、それを見ていなくて祐一との隔たりが大きい視聴者のテンションを、栞を普通に扱う事を許容する為の、視聴者自身の立ち位置を『普通』の学校生活に戻す為のギャグなんじゃないでしょうか。
実際あんだけ重かったシーンの後でも、このギャグと栞の教室への強襲で、こちら側の姿勢が一気に普通のものになったし。つまり、ナイスギャグ北川!ということです。




kanon

今回の(も)絵は(絵以外もだけど)もの凄かったです。
降り続ける雪と、顔の陰影。
昼間の、祐一と会ってる時の明るい栞。
帰り道、彼女の溜息が起因となったかのように降りだす雪。
夜に雪はしんしんと降り続ける。全てを埋めてしまうかのように、全てを隠すかのように。
そして顔の陰影。
室内や昼間でもない限り、ずっとずっと影がかかる栞や祐一の顔。


え〜となんでしょう、僕の表現力じゃ説明しようがありません。
「やっべーよコレ!すっげーよコレ!」
だけで今回のkanonレビュー、終えたい気分です。
あとは各々本編を2・3回見直すように。以上終わり!
で終えたいです。もうとんでもねえっすよ今回は。
この陰影とか降り続ける雪とか音楽とかが、ひどく緊張感があって、それがこの話に説得力を持たせているのです。



やっべーよコレ。

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京アニ版 kanon 16話 真夜中の聖譚曲〜oratorio〜

 2007-01-20
冒頭は、学校から帰宅した名雪さん。
もうすぐ駅伝の大会があるから部活が忙しい、と話す。あれ、駅伝の大会なんて原作であったっけ?(覚えてないや)

さて、名雪は秋子さんに「祐一は?」と聞きます。

秋子「病院。お友達のお見舞いですって」
名雪「あゆちゃんも一緒?」
秋子「みたいね」
その返事と同時に、秋子さんが名雪にお茶を汲んできてくれました。
秋子「はい、お茶」
名雪「ありがとう……」



kanon

「………………………………………」



kanon

「………………………………………」









なんですかこの『間』は!?



ヤバイやばいよ怖いよ名雪さん。このシーン以外にも妙に『間』が作られてたシーンが多いよ名雪さん。『間』じゃなくて『魔』だよコレは名雪さん。黒化フラグだよ名雪さん。東映の二の舞だよ名雪さん。昨日シャッホー見たばっかだから心配しちゃうよ名雪さん。




kanon

(東映と孔明の語呂が良かっただけで、特に他意はありません)


いやまあ、東映版と同じになったり空の鍋かき混ぜたりするようなことは無いと思うけど(根拠ないけど)。




kanon

先週、先々週と大変な目に会っていた舞と佐祐里さんですが、どうやら命に関わるような大きな怪我ではなかったようです。学校破壊も"どっかのDQNの仕業"ということで一段落ついたようです。
「つらいことから目を背けようとしている人は、祐一の傍にいる」

こんな感じで、病院内では伏線をたんまり振る舞っておりました。
そして栞と会い自己紹介するあゆ。
何気に全ヒロインとあゆとの面識が出来てますね。う〜ん、この辺がなんかストーリーというかオチに絡んでくるような気がしなくもない。わかんないけど。





kanon

そして本作初登場の美坂家。

kanon

夜も眠れず、食事も取る気にならない香里。
母の、「もう少し、あの子の話し相手になってくれないかしら」という言葉も当然スルー。
悲壮感溢れかえる美坂家、朝の食卓です。
(そして香里のクルクル巻き髪が、母譲りだってことが判明)



kanon

それに対して水瀬家。

kanon

元気に「おはようございます!」と挨拶してくるあゆ。
しかも朝食まで作ってくれる!なんて、なんて素晴らしく羨ましいシチュエーションなんだ祐一……!
そして表れた朝食は件の爆撃トースト。別の意味で食事を取る気にならない祐一。別の意味で悲壮感漂う食卓…ッ!


うん、やはりkanonはうぐぅですね。うぐぅと祐一がイチャイチャするのを見てそれを「羨ましいー!」って歯軋りしながらうぐぅって気分になりながら本気でマジで周りの人間が引くくらい羨ましく思う、それこそが正しいkanonの見方なのです(注:俺の中で)。






その後、秋子さんが風邪にかかりあゆや名雪が大慌ての中、祐一は……


kanon

「明日日曜日だろ?よかったら遊びに行かないか?」


栞フラグを立てに奔走していました

ジゴロキターーー!
これでこそ祐一ですよ。京アニの祐一ってのはジゴロでなくてはならないのです。
てゆうか祐一のジゴロっぷりがあまりにも見事すぎて、このシーン笑ってしまった




kanon

そして日曜日、栞とのデート。
栞ルートに突入です。

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京アニ版 kanon 15話 かくれんぼの小奏鳴曲

 2007-01-13
kanon

魔物に追い詰められ大ピンチの祐一。


kanon

そこに…


kanon

屋上から…


kanon

飛んでくる…



kanon

舞!!




kanon

カッコイイ、格好よすぎる!!!

kanon史上最も激しく幻想的な見せ場をこうも見事に表現する京アニ!素晴らしすぎる。


てゆうかアレです、どう考えても間違いなく京アニは世間に過小評価されてる。今回のエピソードはとんでもないハイレベルな仕事。ロクに言葉で説明しなくても、『見ればわかる』シーンの連発。正直ありえない。正直ここまで素晴らしい作りはありえない。

見れば分かる、舞の手足の損傷。
見れば分かる、舞の表情の大幅な変化。
見れば分かる、舞の過去。
見れば分かる、え〜と他にもあといろいろと。

凄い。これ作った方最高に凄い。こんな凄いアニメ見たこと無い。つうかこれはもうアニメじゃない。アニメってレベルじゃない。






今回どうも、「早すぎてわかんね」「原作と違う」みたいな感想が多い感じだったので、僭越ながら僕解釈で舞シナリオの説明をさせて頂きます(ホント僭越だな(笑))。

この京アニ版kanonは、原作から祐一の恋愛感情を抜き取ったもの。佐祐里さんも少し抜き取ったもの。
つまり、川澄舞というキャラクターを語りつつ、彼女が夢から覚める物語
(それが全てで、その他の大部分を切り捨てたのが低評価があったりする原因かな?)





※追記:

あとから見返したら、ちょっと(というか、かなり)冗長なのでまとめを。

病気の母を「救いたい」と信じた舞は、それを実現できる力を得た。信じることから得た能力。いわゆる超能力みたいなモノ。

それを恐れられて、疎まれて、住んでいた土地を追われ引っ越すことに。

『舞の力も含めた舞自身を受け入れてくれる人』、祐一と出会う(むしろ舞の力が祐一を呼び寄せた)。

夏休みが終わり祐一は実家に帰るが、舞はそれを引き止める為に魔物を生み出した。そして祐一のことを「自分を嫌って逃げた」と思い込む。

舞の自害の理由=一言で言えば「自暴自棄」(もちろんそれだけでは無いけれど)。力が自らを『希望』と名乗ったように、舞自身に『希望』がないので、未来を信じることができず簡単にいわゆる自暴自棄の状態に陥る。

力が舞の元に戻れた理由=祐一が帰ってきて、約束をしてくれたから。すなわち10年前、舞の力が言ったことが真に叶ったから。

舞にとって、魔物との戦いの日々はいわば「夢」。それを語る(見せる)こと、それだけが本作の舞シナリオなので、唐突に見える終わり方も卒業式などのシーンのカット(のちに出る可能性はありますが)も妥当なもの。これ以上は「夢から覚めた舞」になってしまうのでああいったシーンで終わった、のではないだろうか。
この辺にもう一段階、構造的な仕掛けがなんかある様な気がするのですが、考えつかない…。



それらの裏付けとか理屈とか詳細とかが、ここより先に書いてあります。

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アニメ 京アニ版 Kanon14話 「ひびわれた協奏曲」

 2007-01-06

……今回の「kanon」、非常に上手い。あと泣ける。



kanon

珍しく『煽り視点』を使いまくったのは非常に上手。むしろ大事な時まで取っといたという事か。


kanon

舞と佐祐里さんの激烈両想いっぷりは、毎度毎度丁寧に書かれていてさすがにヤバイ。

「本気の勝負だ」なんて言うから佐祐里さんも参戦したがるし、それ(佐祐里さんのその意気)を知ってるから舞も戦って剣を吹き飛ばすし。
そんなんだからこそ、佐祐里さんも「じゃまかな」って聞いちゃうし、舞も「じゃま」って言っちゃう。とにかくお互い大切に思ってるんです。だからこそ、こういう事を言って確認を取る。お互いをお互いが想いあってて、それでも決してすれ違わないなんてとてつもなく激烈な両想いだよ舞と佐祐里さん。
「佐祐里のことは、大好きだから……」
好きなものに対して、「嫌いじゃない」としか言わない舞だからこそ、この言葉に重みがある。


kanon

そして佐祐里さんの過去回想と舞に対する想い。
「笑うこともできなくなりました。一弥と同じ様に……。
笑えるようになったのは、舞に出会ってからです」

うわぁもう両想い激しすぎ!!毎回毎回の両想い描写の積み重ねで、少しずつ二人の両想いっぷりを視聴者に浸透させて、させまくって。




そしてアレ。








本当に、非常に上手い。

困ったなあ。これだけ上手に本編が出来てる以上、何書いてもプラスにはならないだろうなぁ。
これではもう、今回の僕の感想は中身なしなのです。

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