2007'03.06 (Tue) 23:12

今回は時系列的には最後のお話だということで。
そのせいか、なんか微妙にゆのっち(の体)が成長している気がする。
閉められたカーテンの隙間から差し込む一筋の光。
閉ざされた存在である己の心に差し込む一筋の光、すなわち宮ちゃんのことである、という妄想を勝手に一人でして勝手にほくそ笑んでいます。

ということで宮ちゃんがステキすぎる。
まるで子供のようにギャーと絵を書き殴り。二階からダイブ。めっちゃナチュラルにゆのっちの肩を(というか背中を)抱く。(ゆのっちもそうしてるけど)
みんなもっと宮ちゃんの素晴らしさを知って宮ちゃんのことを好きになればいいと思うよ。

そして当然ながらゆのっちもステキすぎる。
みんなもっとゆのっちの素晴らしさを知って(以下略)
さらに二人コンビになれば魅力は二乗、いや二十乗くらいになってしまう。みんなもっとこの二人の素晴らし(以下略)

沙英さんとヒロさんは夫婦というか母子みたいな勢いです。
彼女達も素晴らしいのですが、イマイチゆのっち宮ちゃんに比べると素晴らしさが分からないので、僕がもっとこの二人の素晴らしさを知ってこの二人のことを好きになればいいと思う。
【More】

今回は沙英さんのスランプから沙英×ヒロさんの友情を絡めつつ、そこからゆのっち×宮ちゃんの友情に繋がるというか、とにかく友情な話です。それについては後ほど。
まんがタイム(漫画時間)とか色々ある本屋。華音ってなんでしょ?kanonとかw?
ひざ掛けを持ってきてくれる宮ちゃん。やっぱ宮ちゃんイイ奴だ。てゆうか超カワイイ。
吉野屋先生登場。この微妙に適当な挨拶と、ゆの・宮と吉野屋先生との間に置かれたまるでハードルのようなオブジェクト(多分横断歩道なんだろうけど)が、二人が考えているような「大人―子供」との違いを表す為の装置に見えます。(つっても、吉野屋先生を大人と言っていいのかどうなのか分からないのですがw。あ、もしかしてそれを加味してあの疑問とか?)
同時に『ひだまり荘とそれ以外』という世界との溝を感じさせて、だからこそこの作品においては基本的に『ひだまり荘だけ』を描いているのかなぁと。『ひだまり荘』や、ギリギリ『やまぶき高校』『スーパー』くらいまでが彼女達のテリトリーというか空間であって、だからそれをメインで、いや殆どそれ"のみ"で描いている。子供の頃は、この様にほとんど自分の空間、自分の世界だけで生きていける、いや生きていってるのですが、大人になると嫌でも自分の空間・世界ではないモノとも付き合って折り合いを取らなければいけなくなる。今まで適当に流してきた他所の空間に、付き合って折り合って生きていかなければいかなくなるのです。(それと対比させるためにも、吉野屋先生はあんなに校長にビビッているのですw)
だからより、この作品は『ひだまり荘』しか描いていない。他の世界は彼女達に関係ないから。そこを描いてもしょうがないから。流れいく青春の僅かな時間を、後には絶対に残らないであろうこの四人だけの世界を、今しか描けないから描いているのです。
(↑全部適当な妄想文だぁ、お気にはしないで下されぇ!)
そして膝枕と、やっぱりお母さん属性高すぎるヒロさん。
前述の友情。

「ふぁ~。ヒロさんたちステキ~。お互いを分かってて、信頼し合ってて」
「私と宮ちゃんも、いつかあんな風になれるかな・・・?」

「う~ん。ふふっ」
と微笑みながら、無言でゆのっちを抱き寄せる宮ちゃん。

ごはぁっ!!
なんという友情。なんという愛情。なんという情。
我ここに、真の友情、真の情愛を見たり。
こんな事を口に出せるくらいに、宮ちゃんの事が好きなゆのっち。そのゆのっちの不安を、一瞬でかき消せる宮ちゃん。ああ、あなたたちは、素晴らしすぎる。
この瞬間、俺の中の芽生えがドライブした(意味不明)
宮ちゃん「ご飯を作ってくれる人は、いつでも募集中だよ~」
ゆのっち「うぇー、そうじゃなくて・・・」
勘違い、でも多分きっと、勘違いでもなく、本気で言ってるであろう宮ちゃん。
つまり、前述のゆのっちの質問なんか、当たり前に実現できすぎるということ。「そこは当然だよ~。その上で、ご飯作ってよ~」みたいな事をきっと思っているであろう宮ちゃん。
この瞬間、俺の中のスケッチのスイッチが押された(意味不明)
貴殿らの、貴殿たちの友情は本物だ!
その本物の友情、その最高の情愛を、我々は真摯に褒め称えて応援しようではないか!!

そして「宮ちゃんがいてくれたから描けた」という、ひだまり荘の絵。
それは多分、「今日」宮ちゃんが居てくれたからではなく、宮ちゃんとここで出会えたから、つまり宮ちゃんが「ずっと」居てくれたから描けた絵なんだろう。『ひだまり荘』、そして『日溜り』―――暖かい場所―――を描いた絵。『ひだまりスケッチ』という名の作品の最後の時系列を飾る、素晴らしいラストでした。
てゆうか涙した。もっと宮ちゃんとかゆのっちとかこの『ひだまり』のメンツを見せておくんなませ。二期やって下さいませ。
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OP曲が「スケッチスイッチ」てのは、この『ひだまりスケッチ』が『ひだまり荘』(もしくはその中の「日溜り」)をスケッチする作品で、だからOPがその『スイッチ』になるっていう事だったんでしょうね。そして時系列の最後に、そのスイッチが押された結果が出てくる―――こんな感動できるものはない。
先週、「ちょっくら原作本買ってくる」と言ったとおり、原作本買ってきました。店内の平台に山積みになっていた「ひだまりスケッチ①」。急いでいたのでさっと手に取り、そのままレジに。家に帰り、袋を開け、中を確認した所。ジャケット表に「ひだまりスケッチ 01」という表示。その上にちっちゃく「アンソロジーコミック」。………ギャーなぜ平積みしやがった(クラウザーさんっぽく)。
ショック、ショッキング。いやまあ、それなりに面白かったけれど。
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