2007'03.13 (Tue) 03:56
さて、短いようで長く、長いようで短かった京アニkanonも次回で終わり。
これがどうせ最後なので、ちょろっと展開予想的なものを。
……う~ん。
これ書くのに、自分が昔書いたkanonレビュー読み返してみたのですが、酷すぎます(笑)。なんだこれ、笑えねえ。穴があったらインしてえ。

さて、今回、風に遮れられて聞き取れなかった、あゆの「最後のお願い」。その内容から。
僕が思うにそのお願いの内容は、「みんなと仲良くして」「みんなを大切にして」みたいな内容だと思います。
原作と違い、祐一は「その願いはダメだ、聞けない」と、あゆの願いを拒否しました。
考えてみればこの人形のお願いは、元々『祐一が叶える』のであって、祐一が叶えられないお願いは実現不可能なのです。だから、「ボクのこと忘れて下さい」なんてお願いは聞けなかった。
そう、だから。ここであゆが口にするお願いはきっと、祐一が『叶えられること』。祐一が出来ることをきっと、あゆは口にする筈です。
このシーンで、祐一があゆを抱きしめながら言った「お前は一人ぼっちじゃない」という台詞。母を亡くし、祐一とも別れ、長い間ベンチで待ち続けていたあゆにとって、その言葉は恐らくとても嬉しいものだったでしょう(もしかすると、ベンチで待ってたあゆとこのあゆとは別物なのかもしれないですが)。
そして、このような事を言われたからこそ、あゆは思うのです。祐一に対して。「あなたも、一人ぼっちではない」、と。
祐一の周りには、名雪がいて、栞がいて、舞がいて、真琴がいて。沢山の人達がいて、祐一がいる。だから今ここであゆが消えても、祐一は決して一人ぼっちではない。一人ぼっちではないのだから、祐一クン貴方は7年前みたいに、全てに絶望して、心を閉ざして、周りの人たちを見ない様なことをする必要はないのだ。きっとあゆは、そういうことを伝えたいんじゃないかと、ちょっと思いました。
もしかしたら「幸せになって」とかそんな内容かも知れません。
どちらにしろ、個人的にはそっち方面の願い事かなと思います。
(以下、大きいこと書いてないと思うけど、一応ネタバレ含みます。ちょっとしたネタバレしか書いていないはず、多分)
では。果たしてあゆはどうなるのか。
公式サイトからの、監督のコメントの引用です。
監督の言葉を信じるに、最後は必ず『HappyEnd』になる。つまり、恐らく、みんな元気になって、さらにあゆも元気に復活するだろう、と思われます。
あゆ復活の鍵は、23話ラストでの「ボクの、願いは……」です。
次回予告で栞が言っていたように、「夢を見ている誰かは夢の中で、一つだけ願いを叶えることが出来る」。勿論、夢を見ている人物はあゆです。
夢の中で、幾度も幾年もベンチに座り、たった一人の人物を待ち続けていた少女。「来るはずもない人を待ち続けている」―――つまり、『夢』の中で待っているのだから、その『夢』の住人でない以上、決して訪れることはありえない。『夢』の中のあゆはあくまでも当時と同じ(と思われる)子供の姿であったりと、ダッフル着ている現実のあゆとは結構乖離があります。上で「ベンチに座ってるあゆとこのあゆは別物かも」といったのは、この点。今、現実に存在している(ダッフル着てる方)のあゆが、なんらかの超自然的現象―――つまり奇跡みたいなもので発現していると考えて、現実の存在のあゆはこの『夢』の中のあゆなのではないかと思います。……いや、この街(もしくは世界)自体が夢そのもので、あくまで一心不乱にベンチで待ち続ける少女とこのダッフルとは別物でありながら別物ではないというか、彼女が見ている『夢』―――つまり彼女にとっての現実が、ベンチで待つ少女の姿で、その彼女にとっての現実が見ている夢がダッフル着ているあゆ―――つまり祐一達にとっての現実なのではないだろうか。つまり、『ダッフルあゆ=ベンチで待ってる少女あゆの夢』>説。……@仮説以下。(そういえば、原作栞シナリオのラストで彼女は「そんな、悲しい夢を見た」と語っておりました。何気にこれも『ダッフルあゆ=ベンチで待ってる少女あゆの夢』説に嵌らなくもないかもしんない)
追記:ちょっとヘンテコな内容だったので補足。
一言で言えば、『あゆの時間は7年前から止まったままである』ということです。現存するあゆが見ている夢、それが少女の姿でベンチで一人待ち続けている風景。そしてその少女が見ている夢、それがダッフルコートを羽織って街を走り回っているあゆ。
あの木の上で時間が止まったままのあゆは、この街の全てを未だに見渡していて、だからこの街の全てに須らく偏在していて須らく人々と触れ合えた。色んな人との出会いも、鯛焼きを食べれたことも、彼女にとっては夢でしかないのですが、逆に祐一達にとっては現実であります。……この辺は、プレイヤーとkanonとの関係を考えるのにも面白く影響しそう。
kanonという物語があゆの『夢』そのもの、つまり彼女の見ている夢である。そしてそこから覚める時、kanonも終わりを告げます。
取り敢えず話戻しまして。
この栞の台詞には、さらに続きがあります。
「もちろん、夢の中だけですけど」
(祐一)「どうして、そいつは願いを叶えることができるんだ?」
「最初から願いを叶えることができたわけではないですよ」
「夢の中にいた始めのころは、ただ待っていることしかできなかった」
「でも、ずっとずっと、夢の中で待っていることをやめなかった…」
「そして、小さなきっかけがあった…」
(祐一)「……」
「たったひとつの願い事は、永い永い時間を待ち続けた彼女に与えられた、プレゼントみたいなものなんです」
「だから、どんな願いでも叶えることができた…」
「本当に、どんな願いでも…」
(細部違うと思いますがご容赦を)
夢の中でずっと待っていた彼女。彼女はあるきっかけで、願いを叶えることが出来るようになりました。そのきっかけは、「人形」。
原作は、あゆシナリオ以外でも何故か全員のシナリオであゆが(自力で)人形を探し出します。たった一つだけ叶えられるお願い。残された願いの数はあと一つ。ダッフル着ている方ではない、夢の中でベンチに待ち続けている少女は、人形を見つけ出した事で「ひとつだけ」願いを叶える力を得たのです。
そしてこの23話の最後。そのベンチに座って人を待ち続けている彼女の手には『人形』が。そして彼女が発するセリフ、「ボクの、願いは―――」。
彼女は、このダッフルを着ていない彼女は、ダッフル着ている彼女と違って、どんなお願いでも叶えられるのです。『夢』の中だけで。
『夢の中だけ』なのですが、原作見る限りそれは現実にも反映されています。……この物語全てが夢じゃん、となればバッチリ当て嵌まりますし、あゆシナリオは奇跡関係ないんじゃない、あゆシナリオ以外はエピローグも含めて全部あゆの夢じゃん、となっても嵌るのですが……ここら辺は後々の自分への宿題ということで。

さて、そんな訳で京アニkanon。
理屈はどうであれ、きっとあゆは復活するでしょう。―――そしてそれは、夢の終わり、夢の果て。
恐らくあのエンディングみたいに、目を覚ましたあゆが森の中の「学校」にいる祐一目指して全力で走る、そしてまた一緒に遊ぶという約束を真実に叶えるとかいう展開になるんじゃないでしょうか。
この夢の中で、幾度もの出会いと別れを繰り返して、幾度も悩んだり苦しんだりして、少しづつ豊かになっていく、少しづつ強く優しくなっていった祐一。―――そしてそれは、追復曲。
その結実、終着点が恐らく、7年前の約束を果たすこと。そしてその時始めて、祐一の中で7年前から続いている『夢』から覚める瞬間。
こうして、祐一とあゆの7年間の結実を持ってして、夢の物語―――kanonは終わりを迎える。のではないでしょうか。
ということで、いずれにせよ最終回、超期待です。
うん、すっげー楽しんで見る気マンマンですよ!
WEB拍手を送る
これがどうせ最後なので、ちょろっと展開予想的なものを。
……う~ん。
これ書くのに、自分が昔書いたkanonレビュー読み返してみたのですが、酷すぎます(笑)。なんだこれ、笑えねえ。穴があったらインしてえ。

さて、今回、風に遮れられて聞き取れなかった、あゆの「最後のお願い」。その内容から。
僕が思うにそのお願いの内容は、「みんなと仲良くして」「みんなを大切にして」みたいな内容だと思います。
原作と違い、祐一は「その願いはダメだ、聞けない」と、あゆの願いを拒否しました。
考えてみればこの人形のお願いは、元々『祐一が叶える』のであって、祐一が叶えられないお願いは実現不可能なのです。だから、「ボクのこと忘れて下さい」なんてお願いは聞けなかった。
そう、だから。ここであゆが口にするお願いはきっと、祐一が『叶えられること』。祐一が出来ることをきっと、あゆは口にする筈です。
このシーンで、祐一があゆを抱きしめながら言った「お前は一人ぼっちじゃない」という台詞。母を亡くし、祐一とも別れ、長い間ベンチで待ち続けていたあゆにとって、その言葉は恐らくとても嬉しいものだったでしょう(もしかすると、ベンチで待ってたあゆとこのあゆとは別物なのかもしれないですが)。
そして、このような事を言われたからこそ、あゆは思うのです。祐一に対して。「あなたも、一人ぼっちではない」、と。
祐一の周りには、名雪がいて、栞がいて、舞がいて、真琴がいて。沢山の人達がいて、祐一がいる。だから今ここであゆが消えても、祐一は決して一人ぼっちではない。一人ぼっちではないのだから、祐一クン貴方は7年前みたいに、全てに絶望して、心を閉ざして、周りの人たちを見ない様なことをする必要はないのだ。きっとあゆは、そういうことを伝えたいんじゃないかと、ちょっと思いました。
もしかしたら「幸せになって」とかそんな内容かも知れません。
どちらにしろ、個人的にはそっち方面の願い事かなと思います。
(以下、大きいこと書いてないと思うけど、一応ネタバレ含みます。ちょっとしたネタバレしか書いていないはず、多分)
【More】
では。果たしてあゆはどうなるのか。
公式サイトからの、監督のコメントの引用です。
ちょっと悲しい展開もありますが、冬のあとには春がくるように、いつか必ずHappyEnd。最後には、ホッと心が温まるような作品にしたいと思っています。(これ引用するの三回目くらいですね(笑))
監督の言葉を信じるに、最後は必ず『HappyEnd』になる。つまり、恐らく、みんな元気になって、さらにあゆも元気に復活するだろう、と思われます。
あゆ復活の鍵は、23話ラストでの「ボクの、願いは……」です。
次回予告で栞が言っていたように、「夢を見ている誰かは夢の中で、一つだけ願いを叶えることが出来る」。勿論、夢を見ている人物はあゆです。
夢の中で、幾度も幾年もベンチに座り、たった一人の人物を待ち続けていた少女。「来るはずもない人を待ち続けている」―――つまり、『夢』の中で待っているのだから、その『夢』の住人でない以上、決して訪れることはありえない。『夢』の中のあゆはあくまでも当時と同じ(と思われる)子供の姿であったりと、ダッフル着ている現実のあゆとは結構乖離があります。上で「ベンチに座ってるあゆとこのあゆは別物かも」といったのは、この点。今、現実に存在している(ダッフル着てる方)のあゆが、なんらかの超自然的現象―――つまり奇跡みたいなもので発現していると考えて、現実の存在のあゆはこの『夢』の中のあゆなのではないかと思います。……いや、この街(もしくは世界)自体が夢そのもので、あくまで一心不乱にベンチで待ち続ける少女とこのダッフルとは別物でありながら別物ではないというか、彼女が見ている『夢』―――つまり彼女にとっての現実が、ベンチで待つ少女の姿で、その彼女にとっての現実が見ている夢がダッフル着ているあゆ―――つまり祐一達にとっての現実なのではないだろうか。つまり、『ダッフルあゆ=ベンチで待ってる少女あゆの夢』>説。……@仮説以下。(そういえば、原作栞シナリオのラストで彼女は「そんな、悲しい夢を見た」と語っておりました。何気にこれも『ダッフルあゆ=ベンチで待ってる少女あゆの夢』説に嵌らなくもないかもしんない)
追記:ちょっとヘンテコな内容だったので補足。
一言で言えば、『あゆの時間は7年前から止まったままである』ということです。現存するあゆが見ている夢、それが少女の姿でベンチで一人待ち続けている風景。そしてその少女が見ている夢、それがダッフルコートを羽織って街を走り回っているあゆ。
あの木の上で時間が止まったままのあゆは、この街の全てを未だに見渡していて、だからこの街の全てに須らく偏在していて須らく人々と触れ合えた。色んな人との出会いも、鯛焼きを食べれたことも、彼女にとっては夢でしかないのですが、逆に祐一達にとっては現実であります。……この辺は、プレイヤーとkanonとの関係を考えるのにも面白く影響しそう。
kanonという物語があゆの『夢』そのもの、つまり彼女の見ている夢である。そしてそこから覚める時、kanonも終わりを告げます。
取り敢えず話戻しまして。
この栞の台詞には、さらに続きがあります。
「もちろん、夢の中だけですけど」
(祐一)「どうして、そいつは願いを叶えることができるんだ?」
「最初から願いを叶えることができたわけではないですよ」
「夢の中にいた始めのころは、ただ待っていることしかできなかった」
「でも、ずっとずっと、夢の中で待っていることをやめなかった…」
「そして、小さなきっかけがあった…」
(祐一)「……」
「たったひとつの願い事は、永い永い時間を待ち続けた彼女に与えられた、プレゼントみたいなものなんです」
「だから、どんな願いでも叶えることができた…」
「本当に、どんな願いでも…」
(細部違うと思いますがご容赦を)
夢の中でずっと待っていた彼女。彼女はあるきっかけで、願いを叶えることが出来るようになりました。そのきっかけは、「人形」。
原作は、あゆシナリオ以外でも何故か全員のシナリオであゆが(自力で)人形を探し出します。たった一つだけ叶えられるお願い。残された願いの数はあと一つ。ダッフル着ている方ではない、夢の中でベンチに待ち続けている少女は、人形を見つけ出した事で「ひとつだけ」願いを叶える力を得たのです。
そしてこの23話の最後。そのベンチに座って人を待ち続けている彼女の手には『人形』が。そして彼女が発するセリフ、「ボクの、願いは―――」。
彼女は、このダッフルを着ていない彼女は、ダッフル着ている彼女と違って、どんなお願いでも叶えられるのです。『夢』の中だけで。
『夢の中だけ』なのですが、原作見る限りそれは現実にも反映されています。……この物語全てが夢じゃん、となればバッチリ当て嵌まりますし、あゆシナリオは奇跡関係ないんじゃない、あゆシナリオ以外はエピローグも含めて全部あゆの夢じゃん、となっても嵌るのですが……ここら辺は後々の自分への宿題ということで。

さて、そんな訳で京アニkanon。
理屈はどうであれ、きっとあゆは復活するでしょう。―――そしてそれは、夢の終わり、夢の果て。
恐らくあのエンディングみたいに、目を覚ましたあゆが森の中の「学校」にいる祐一目指して全力で走る、そしてまた一緒に遊ぶという約束を真実に叶えるとかいう展開になるんじゃないでしょうか。
この夢の中で、幾度もの出会いと別れを繰り返して、幾度も悩んだり苦しんだりして、少しづつ豊かになっていく、少しづつ強く優しくなっていった祐一。―――そしてそれは、追復曲。
その結実、終着点が恐らく、7年前の約束を果たすこと。そしてその時始めて、祐一の中で7年前から続いている『夢』から覚める瞬間。
こうして、祐一とあゆの7年間の結実を持ってして、夢の物語―――kanonは終わりを迎える。のではないでしょうか。
ということで、いずれにせよ最終回、超期待です。
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テーマ : Kanon~カノン~ - ジャンル : アニメ・コミック
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| 2007年03月14日(水) 13:02 | | コメント編集
こんばんは、yukitaです。
あゆと祐一の再会は、冬ではないでしょうか?今作が『繰り返しの物語』と考えると、1話の「どいて、どいて~!」のシーンが再現されると思います。
「お前は1年経っても、進歩が無いな。」と呆れ顔の祐一に「うぐぅ。」とあゆ。そして「ただいま」「おかえり」と言って、再会を喜び、皆の待つ水瀬家へ。
個人的には『恋愛ED』に為らず、『続きは皆さんのご想像に』と言うのがいいなぁ、と思います。(正直に言うと、祐一と結ばれて欲しいヒロインは、居ます。)
いつもお世話になっているお礼(になるかなぁ)に、EDを絡めた小ネタをいくつか。
その一:『あゆ、鯛焼き屋になる』
冬になり、あゆを思い出した祐一は鯛焼き屋へ。そこには、何故かあゆが。
「うぐぅ、治療費が足りなくて、バイトの日々だよ・・・。」あゆ、祐一を発見。
「あ、祐一君。鯛焼き、買っていってよ!ひとつ150円!」(定価100円)「お前、それ詐欺だろ・・・。」「うぐぅ、仕方ないよ。治療費の為だよ。」溜息をつく祐一。「仕方ないな、じゃあ、半分!」「うぐぅ、祐一君ひどいよ!」「冗談だ、じゃあ10匹。」満面の笑みのあゆ。「ありがとう、祐一君!毎度アリィ!」
こうして、あゆは鯛焼き屋として成功を収めました。めでたし、めでたし。
その2:『ほんのり修羅場ED(一般名:ラブコメED)』
水瀬家でのパーティで、和気藹々の祐一達。しかし秋子さんの「祐一さんが今、本当に好きな娘って誰かしら?」の一言で事態は激変。
祐一を巡る乙女達の戦いが今、始まる!(以下略・・・。)
その3:『謎ジャムED』
いつも見守ってくれた秋子さんに、お礼として『何でも言う事を訊く券』を手渡す祐一達。秋子さんの願いは・・・。
「じゃあ、私の『特製ジャム』を、食べてくれないかしら?」
驚く謎ジャム経験者たちは、必死で事態の打開に図る。
祐一「あの、秋子さん。もう少し穏便な方向で・・・。」
名雪「うん!例えば、お掃除とか、お片付けとか・・・。」
あゆ「う、うぐぅ!ボクも、そう思うよ!!」
真琴「あうー。真琴、怖いの嫌だよぅ・・・。」
香里(青ざめた顔で)「栞、もう帰るわよ!」
栞「えっ、今来たばかりだよ。お姉ちゃん、何で?」
(謎ジャムを知らないヒロインと北川は、キョトンとしている。)
秋子さん「ダメよ、ちゃんと食べてもらいます。」
満面の笑みを浮かべる秋子さん。もう、誰も逆らえない。そして・・・。
ぐったりと横たわる、祐一達。
秋子さん「あらあら、皆さん。こんな所で寝ちゃダメですよ。まだまだ、夜は長いんですから。」
その夜、若い男女11人の呻き声が、水瀬家から途切れることはなかった。
(今回も長くなり過ぎ、済みません。本当に、いつもお世話になっています。しかも、途中からネタだし・・・。)
あゆと祐一の再会は、冬ではないでしょうか?今作が『繰り返しの物語』と考えると、1話の「どいて、どいて~!」のシーンが再現されると思います。
「お前は1年経っても、進歩が無いな。」と呆れ顔の祐一に「うぐぅ。」とあゆ。そして「ただいま」「おかえり」と言って、再会を喜び、皆の待つ水瀬家へ。
個人的には『恋愛ED』に為らず、『続きは皆さんのご想像に』と言うのがいいなぁ、と思います。(正直に言うと、祐一と結ばれて欲しいヒロインは、居ます。)
いつもお世話になっているお礼(になるかなぁ)に、EDを絡めた小ネタをいくつか。
その一:『あゆ、鯛焼き屋になる』
冬になり、あゆを思い出した祐一は鯛焼き屋へ。そこには、何故かあゆが。
「うぐぅ、治療費が足りなくて、バイトの日々だよ・・・。」あゆ、祐一を発見。
「あ、祐一君。鯛焼き、買っていってよ!ひとつ150円!」(定価100円)「お前、それ詐欺だろ・・・。」「うぐぅ、仕方ないよ。治療費の為だよ。」溜息をつく祐一。「仕方ないな、じゃあ、半分!」「うぐぅ、祐一君ひどいよ!」「冗談だ、じゃあ10匹。」満面の笑みのあゆ。「ありがとう、祐一君!毎度アリィ!」
こうして、あゆは鯛焼き屋として成功を収めました。めでたし、めでたし。
その2:『ほんのり修羅場ED(一般名:ラブコメED)』
水瀬家でのパーティで、和気藹々の祐一達。しかし秋子さんの「祐一さんが今、本当に好きな娘って誰かしら?」の一言で事態は激変。
祐一を巡る乙女達の戦いが今、始まる!(以下略・・・。)
その3:『謎ジャムED』
いつも見守ってくれた秋子さんに、お礼として『何でも言う事を訊く券』を手渡す祐一達。秋子さんの願いは・・・。
「じゃあ、私の『特製ジャム』を、食べてくれないかしら?」
驚く謎ジャム経験者たちは、必死で事態の打開に図る。
祐一「あの、秋子さん。もう少し穏便な方向で・・・。」
名雪「うん!例えば、お掃除とか、お片付けとか・・・。」
あゆ「う、うぐぅ!ボクも、そう思うよ!!」
真琴「あうー。真琴、怖いの嫌だよぅ・・・。」
香里(青ざめた顔で)「栞、もう帰るわよ!」
栞「えっ、今来たばかりだよ。お姉ちゃん、何で?」
(謎ジャムを知らないヒロインと北川は、キョトンとしている。)
秋子さん「ダメよ、ちゃんと食べてもらいます。」
満面の笑みを浮かべる秋子さん。もう、誰も逆らえない。そして・・・。
ぐったりと横たわる、祐一達。
秋子さん「あらあら、皆さん。こんな所で寝ちゃダメですよ。まだまだ、夜は長いんですから。」
その夜、若い男女11人の呻き声が、水瀬家から途切れることはなかった。
(今回も長くなり過ぎ、済みません。本当に、いつもお世話になっています。しかも、途中からネタだし・・・。)
こんにちは、いよいよ今夜最終回ですね、楽しみです
今回のダッフルとベンチに分けてのあゆについての解説、なるほどです、それで自分がふと思ったのは、両親(水瀬家から電話をかけた際誰にもつながらなかったので父親もいないのではないか)を失ったあゆが料理もろくに作れないのにどうやって生き延びたかなんですよね、そうしたら祐一と遊んでいたちびあゆも、もしや夢の中の存在では、と。お金があったor鯛焼きを万引きして食い繋いだといえばそれまでですが、ベンチであゆは「来るはずのない人」を待っていた、しかし祐一は来ないとは言い切れない、だから「来るはずのない人」はじつは母親だったのでは、そしてそのまま思念として残り、だから通り過ぎる人はだれも気づかなかった、しかし祐一と出会った時点からその思念の夢が始まり、夢に包まれた世界「Kanon」がはじまった、なんていうほとんど曲解な事を考えています。
それとは別にKanonについて思いついたのが「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」との関連性について、いえ何の関係もないかもしれないですけど、というより深読みにもほどがありますね・・・
今回のダッフルとベンチに分けてのあゆについての解説、なるほどです、それで自分がふと思ったのは、両親(水瀬家から電話をかけた際誰にもつながらなかったので父親もいないのではないか)を失ったあゆが料理もろくに作れないのにどうやって生き延びたかなんですよね、そうしたら祐一と遊んでいたちびあゆも、もしや夢の中の存在では、と。お金があったor鯛焼きを万引きして食い繋いだといえばそれまでですが、ベンチであゆは「来るはずのない人」を待っていた、しかし祐一は来ないとは言い切れない、だから「来るはずのない人」はじつは母親だったのでは、そしてそのまま思念として残り、だから通り過ぎる人はだれも気づかなかった、しかし祐一と出会った時点からその思念の夢が始まり、夢に包まれた世界「Kanon」がはじまった、なんていうほとんど曲解な事を考えています。
それとは別にKanonについて思いついたのが「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」との関連性について、いえ何の関係もないかもしれないですけど、というより深読みにもほどがありますね・・・
kou | 2007年03月15日(木) 18:42 | URL | コメント編集
何か勘違いしてたっぽいです、すみません
最終話については今さっき見終わりましたが、もういうことはありません、京アニグッジョブとしか
最終話については今さっき見終わりましたが、もういうことはありません、京アニグッジョブとしか
kou | 2007年03月16日(金) 01:34 | URL | コメント編集
おもいっきし遅くなってすみません。
もう最終回終わってる、てゆうか見てるし(笑)。マジすんません。
>yukitaさん
いや、ネタ予想面白かったですよ(笑)。
もう最終回はご覧になりましたか?最終回、京アニはとんでもないものを盗んでいきました。それは僕の心です。ってな勢いでとんでもなく『凄かった』です。
全てを纏め、全てに決着をつけ、その上で新しい物語を始める。その入り口まで僕らを案内する。
ああもう本当に凄かった。本当に心盗まれましたよ。
>kouさん
どうもこんにちは。前半部はスルーしておきます。
で、
>「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
との関連性とは如何に!?
僕は『雪国』の方を見たこと読んだことないので何とも言えないのですが、舞台装置としての"その言葉"だったら面白そうですね。
日常――非日常との境界、現実――夢との境界、つまり舞台を『一瞬で』別世界へと変貌させうる言葉。
原作『kanon』は殆ど全ての場面において『雪』が降る、もしくは積もっていて、ただ一つと言っていい雪の無い場面はエピローグのみ。雪の物語、冬の物語であるならば、エピローグの春は完全にこの物語の埒外。
そして素晴らしいことに、その埒外へと物語を運ぶ過程がまさに『一瞬』であるということ。冬から、白をバックになにかモノローグ―――いわゆる奇跡が使われているであろう瞬間を経て、その後あっという間に『春』になる。
このあっという間に別世界、今までが無かったかのように春になる、つまり夢から現実へと(ゲームプレイヤー的には)『一瞬で』飛ばされるこの跳躍力が………あれ、なんか元々の話から脱線しまくってる気がするぞ(笑)。取り敢えず別世界を表す為のモノ、そしてそれはkanonでいうところの『夢』である、みたいな感じオッケーっぽいですか?(いや、オッケーのわけないかw)
何はともあれ、最終回、素晴らしかったですね~。本当、見れば見るほど良くなってきます。
もう最終回終わってる、てゆうか見てるし(笑)。マジすんません。
>yukitaさん
いや、ネタ予想面白かったですよ(笑)。
もう最終回はご覧になりましたか?最終回、京アニはとんでもないものを盗んでいきました。それは僕の心です。ってな勢いでとんでもなく『凄かった』です。
全てを纏め、全てに決着をつけ、その上で新しい物語を始める。その入り口まで僕らを案内する。
ああもう本当に凄かった。本当に心盗まれましたよ。
>kouさん
どうもこんにちは。前半部はスルーしておきます。
で、
>「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
との関連性とは如何に!?
僕は『雪国』の方を見たこと読んだことないので何とも言えないのですが、舞台装置としての"その言葉"だったら面白そうですね。
日常――非日常との境界、現実――夢との境界、つまり舞台を『一瞬で』別世界へと変貌させうる言葉。
原作『kanon』は殆ど全ての場面において『雪』が降る、もしくは積もっていて、ただ一つと言っていい雪の無い場面はエピローグのみ。雪の物語、冬の物語であるならば、エピローグの春は完全にこの物語の埒外。
そして素晴らしいことに、その埒外へと物語を運ぶ過程がまさに『一瞬』であるということ。冬から、白をバックになにかモノローグ―――いわゆる奇跡が使われているであろう瞬間を経て、その後あっという間に『春』になる。
このあっという間に別世界、今までが無かったかのように春になる、つまり夢から現実へと(ゲームプレイヤー的には)『一瞬で』飛ばされるこの跳躍力が………あれ、なんか元々の話から脱線しまくってる気がするぞ(笑)。取り敢えず別世界を表す為のモノ、そしてそれはkanonでいうところの『夢』である、みたいな感じオッケーっぽいですか?(いや、オッケーのわけないかw)
何はともあれ、最終回、素晴らしかったですね~。本当、見れば見るほど良くなってきます。
>kouさん
いやいや、前半部スルーしちゃダメでしょ俺。ゴメンなさい。
kouさんのコメントは『夢の多重構造』みたいなことを仰っている、というかそんな内容だと思うのですが……。
あの寝たきりのあゆが見ている夢、それが少女あゆの姿だとして。そしてその少女が見ている夢、それがダッフルあゆが祐一達と触れ合う、つまり現実だとして。さらに栞の「夢の中だけで叶う願い事」発現。
何処までが夢で、何処からが現実なのか。
このkanonという物語自体を夢とすると、エピローグは現実?夢を見ているあゆが消失するのであれば、つまり観測者がいなくなるのだから、それは『現実』といえるのかもしれない。
けれどプレイヤー・視聴者的にはkanonなんてゲーム、アニメは当然現実ではなく、いわば夢物語。
しかしそれでも、プレイヤー・視聴者的にもkanonというゲーム、アニメは存在している。実際にあった出来事ではないが、そのゲームやアニメのデータそれ自体はある。
何処からが夢で何処からが現実か。
その境を、果てしなく曖昧に、いやその境は自分自身の認識(しかも無理からの認識)にしか成しえないものであって、それでいてソレを曖昧にするというこの物語の行為は……なんとまあ困りますね。(中途で終わっちゃいますが、この辺については後々なんかエントリ上げるかもです。アイデア生まれた、ありがとう!)
いやいや、前半部スルーしちゃダメでしょ俺。ゴメンなさい。
kouさんのコメントは『夢の多重構造』みたいなことを仰っている、というかそんな内容だと思うのですが……。
あの寝たきりのあゆが見ている夢、それが少女あゆの姿だとして。そしてその少女が見ている夢、それがダッフルあゆが祐一達と触れ合う、つまり現実だとして。さらに栞の「夢の中だけで叶う願い事」発現。
何処までが夢で、何処からが現実なのか。
このkanonという物語自体を夢とすると、エピローグは現実?夢を見ているあゆが消失するのであれば、つまり観測者がいなくなるのだから、それは『現実』といえるのかもしれない。
けれどプレイヤー・視聴者的にはkanonなんてゲーム、アニメは当然現実ではなく、いわば夢物語。
しかしそれでも、プレイヤー・視聴者的にもkanonというゲーム、アニメは存在している。実際にあった出来事ではないが、そのゲームやアニメのデータそれ自体はある。
何処からが夢で何処からが現実か。
その境を、果てしなく曖昧に、いやその境は自分自身の認識(しかも無理からの認識)にしか成しえないものであって、それでいてソレを曖昧にするというこの物語の行為は……なんとまあ困りますね。(中途で終わっちゃいますが、この辺については後々なんかエントリ上げるかもです。アイデア生まれた、ありがとう!)
コメントありがとうございます、意外とその曖昧さがKanonの穴だったりとか・・・
雪国については・・・実は自分もよんだことはないんです、ごめんなさい、ですが雪の降る街という舞台設定の相似が気になり調べてみると向こうはなんだか現実逃避型、自己陶酔の甘美な世界等書いてあったので、もしやKanonはアンチ雪国(文学人が聞いたら怒りだしそうですが)ではという深読みです、深読みです、はい
雪国については・・・実は自分もよんだことはないんです、ごめんなさい、ですが雪の降る街という舞台設定の相似が気になり調べてみると向こうはなんだか現実逃避型、自己陶酔の甘美な世界等書いてあったので、もしやKanonはアンチ雪国(文学人が聞いたら怒りだしそうですが)ではという深読みです、深読みです、はい
kou | 2007年03月17日(土) 14:54 | URL | コメント編集
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2007/03/13(火) 19:59:39 | 神音の萌え源泉
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