2007'03.16 (Fri) 17:32
やはりというか当然というか、素晴らしかったです。
両手に降り積もったこの物語のカケラを抱きしめながら今回の感想を書きます。
そして書き終わったとき、そのカケラを捨てるか食べるかします。
ありがとう、そしてさようなら。

冬から春へ、移り変わり行く季節。
急すぎる程の、みんなの回復。
まるでこの現実の方が『夢』のように思えてしまいます。
大切な人に幸せになって欲しい、その為にはその人の周りにいる人も幸せでなくてはならない―――そのお陰か否か、悲劇の状態から回復し幸せになった祐一の周りの人たち。でも、それが急すぎるからか、今まで失われてばっかりいたから耐性が無いのか、とにかくこの『幸せ』が浮いている。まるでこの現実の方が『夢の中』のよう。
秋子さんが語る、あゆの真実。
この百花屋での構図が、異様に第一話のあゆと祐一を思い出させます。
あの頃に比べて祐一はどうなったか。少しは成長できたのか?

あゆ。病室で眠っているあゆ。
祐一。あゆに語りかける祐一。

夢の中で、ずっと一人で待っていると語るあゆ。
けれども、先週祐一が「お前は一人ぼっちなんかじゃない」と言ってたように、彼女は決して一人ぼっちではない。
名雪が。舞が、佐祐里さんが。秋子さんが。栞が、香里が、北川が。そして祐一が。いつでもあゆの傍にいる。
季節は巡り、冬。
あれから一年後の冬。
「名雪は推薦で、陸上の強い大学に行くそうだ」
「香里は頭いいから、多分志望校に合格すると思う」
「舞も、なんとか合格ラインに届くらしい」
「栞は、美術部の共同制作でこの間、なにかの賞を取ったって喜んでた」

「あゆ……俺の声、聞こえてるよな…?あゆ……」
名雪も、香里も、舞も、栞も。それぞれの道を歩み始めている。先へと進んでいる。
祐一だけがまだ、ずっと。この病室で、一年前から時を止めたまま。
そのことに、心が折れそうになる祐一。
一年も―――いや一年しか、待ち続けていないのに。

そこに訪れた舞は、こう語る。
「きっとこの子は、今でも祐一のことを待ち続けてる」
「迎えに行ってあげて」

あゆの時間は、7年前の事故の瞬間から止まっている。少女の姿のまま。
少女の姿のあゆは、この街に(ある意味)存在している。この街を駆け回り、ベンチで一人来るはずのない人を待ち続けている。でもその姿は誰にも見ることは出来ない。行き交う大人達が、ベンチに座っている少女の姿に気付かないように。彼女は、夢の中で待っているのだから。

そのベンチで待ち続けている少女は、この病室で眠り続けているあゆの夢。
なぜそんな夢を見ているのか。それは祐一とあゆが、「もう一度遊ぶ」という『約束』をしたから。『約束』を果たすために、例え夢の中、叶わない状況であろうとも、それを"叶えようと願う"。約束を果たそうとする強い思いが生み出した存在、それがこの「ベンチで待ち続ける少女あゆ」なのではないでしょうか。
7年後。祐一が再びこの街に戻ってきました。
そこで(恐らく)この少女あゆは「ダッフルコートを着ているあゆ」を生み出し、祐一と出会います。謂わばダッフルコートを着ているあゆは、この少女あゆの見ている夢のような存在です。
なぜそんな事が出来たのか。それは祐一とあゆが、「もう一度遊ぶ」という『約束』をしたからです。『約束』を果たすために、例え実在しない存在であろうとも、実存させ得る。これもまた、約束を果たそうとする強い思いが生み出した存在、いわば『奇跡』。
そもそも。
祐一が7年前の記憶を完全に消去、もしくは捏造出来なかったのも。木から落ちたあゆが死なずに生き続けていたのも。全ては『約束』を交わしたから。もしもあの『約束』が無ければ、心に引っ掛かりが、心残りが何もなければ、そんな出来事は最初から無かった事にしていたのかもしれない。
でもそれは出来なかった。そして祐一は7年振りにこの街に帰ってきた。
考えてみればこれら全て、あゆとの再会も、記憶の回復も、そして真のあゆとの再会も、全部奇跡みたいな確率で辿り着いた場所。『奇跡』というのは、想いの強さが為し得るモノではないでしょうか。強い思いの維持、強い想いの結実。7年にも渡る思いの辿り着く場所こそが、いやこの強い思いそのものが、『奇跡』なのではないでしょうか。

森の奥の学校、赤いカチューシャ、悔恨、幻視。
7年前、悲しすぎる現実に対して、自らの記憶を偽った祐一。
冬の街であゆという名の少女と出会って、楽しく遊んで、最後に赤いカチューシャをプレゼントして、お別れした。そういう、ありえもしない事実を作り出して、そこに逃げ込んだ、いやそれを信じ込んだ祐一。弱い心が潰れない様に。思い出を傷付けない為に。嘘で自分の心を納得させたのでした。
7年前から時間が止まってるのはあゆだけではなかった。祐一もそうだったんだ。
だから、今もベンチで待ち続けている、あゆの元へと祐一は行く。

この光景が幻なのか現実なのか夢なのか、それとも只のイメージなのかは分からない。でもそんなことはどうでもいい。少なくとも、これの意味している事は何なのかは分かる。

渡されるカチューシャ。それは、嘘との決別。
「渡していない」という現実を知ったからこそ出来る行為。

祐一の「行こう」。それは、夢との決別。
7年間に渡り、ベンチで約束を果たす時を待ち続けていた少女にとって、まさにその約束の果たされる時。そして7年間、その約束を封印していた祐一にとっても約束が果たされる時。

正直、この祐一には心打たれました。
自らの弱さを認識し、そして自らの過ちも認識した祐一。それでもなお、7年前には持っていなかった強さと優しさを持って、あゆを迎えに行く。自分自身で。
きっと7年前では、いやこの街に帰ってきたばかりの祐一では、このような強さは持っていなかったでしょう。
このベンチに座っているあゆを迎えに行くという事、すなわち夢が終わるということ。夢が終われば、それで病室に眠っているあゆが助かるとは限らない。むしろ死んでしまうかもしれない。夢を見ている限り、この状態が続くかもしれないが、夢が終わったら、つまり約束が果たされたら、もしかしたらもうあゆ(病室・ベンチ・ダッフル全て)を"ここに"繋ぎ止めているモノが無くなって、あゆがいなくなってしまうかもしれない。
それでも、約束を果たしに来た祐一。全部失ってしまうかもしれないのに、それでもあゆの願い―――約束を果たしに来た祐一。ああ、もしかすると、今までの23回は祐一がこの『強さ・優しさ』を得る物語だったのかもしれない。
そして、こうして。
あゆにとっても祐一にとっても、7年前から止まっていた時間が、動き始める。

止まっていた時間が動き始める。
この7年間の間にあゆから失われたモノ。例えば元気に走り回ること。
でもそんなものすぐに良くなる。祐一だって傍にいる。あゆや祐一や、名雪や秋子さん達、色んな人の思いが、まるで奇跡でも起こすかのように。きっとあゆも元気に走り回れる。
今まで、7年間も思い続けてきた彼女なんだから、きっと大丈夫。
失われた、失ったと思ったモノも、いつかは一回り大きくなって還ってくる。
舞が自分の力と向き合い、それを受け入れられたように。
栞と香里が、苦難を乗り越えさらに情を深めたように。
秋子さんを失いそうになった名雪が、それを受け入れ優しく強くなったように。
狐達が、春になって元気に丘を駆け回り、そしてきっと、また人の温もりに憧れるように。
切られた大木が、また新たな始まりを迎えるように。
いなくなった祐一が、7年振りに帰ってきたように。

出会いと別れと再会を繰り返して、世界はいつまでも廻っていく。
夢は終わったけれども。きっとこれから先も、同じ様な旋律を繰り返しながら少しづつ豊かになっていく『カノン』が、奏でられていくのではないでしょうか。
あゆと祐一に。いや、全ての人に。
感慨深すぎる。
感慨深すぎて涙が零れました。あまりにも綺麗で、その上力強い京アニkanon。今まで繰り返された旋律、その結実の全てを注ぎ込んだ最終回。本当に素晴らしかったです。
素晴らしかったです。京都アニメーションにも、keyにも、kanonにも、ありがとうと言いたい。あと僕の感想なんかを見て下さった方、コメント下さった方、WEB拍手・トラバ下さった方にもありがとうと言いたい。
ありがとう。
両手に降り積もったカケラ達にもありがとう。この物語にありがとう。そしてさようなら。
WEB拍手を送る
(CLANNADでまた会おうぜ!)
(一応風呂敷はたたんどいたぜ!)
両手に降り積もったこの物語のカケラを抱きしめながら今回の感想を書きます。
そして書き終わったとき、そのカケラを捨てるか食べるかします。
ありがとう、そしてさようなら。
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冬から春へ、移り変わり行く季節。
急すぎる程の、みんなの回復。
まるでこの現実の方が『夢』のように思えてしまいます。
大切な人に幸せになって欲しい、その為にはその人の周りにいる人も幸せでなくてはならない―――そのお陰か否か、悲劇の状態から回復し幸せになった祐一の周りの人たち。でも、それが急すぎるからか、今まで失われてばっかりいたから耐性が無いのか、とにかくこの『幸せ』が浮いている。まるでこの現実の方が『夢の中』のよう。
秋子さんが語る、あゆの真実。
この百花屋での構図が、異様に第一話のあゆと祐一を思い出させます。
あの頃に比べて祐一はどうなったか。少しは成長できたのか?

あゆ。病室で眠っているあゆ。
祐一。あゆに語りかける祐一。

夢の中で、ずっと一人で待っていると語るあゆ。
けれども、先週祐一が「お前は一人ぼっちなんかじゃない」と言ってたように、彼女は決して一人ぼっちではない。
名雪が。舞が、佐祐里さんが。秋子さんが。栞が、香里が、北川が。そして祐一が。いつでもあゆの傍にいる。
季節は巡り、冬。
あれから一年後の冬。
「名雪は推薦で、陸上の強い大学に行くそうだ」
「香里は頭いいから、多分志望校に合格すると思う」
「舞も、なんとか合格ラインに届くらしい」
「栞は、美術部の共同制作でこの間、なにかの賞を取ったって喜んでた」

「あゆ……俺の声、聞こえてるよな…?あゆ……」
名雪も、香里も、舞も、栞も。それぞれの道を歩み始めている。先へと進んでいる。
祐一だけがまだ、ずっと。この病室で、一年前から時を止めたまま。
そのことに、心が折れそうになる祐一。
一年も―――いや一年しか、待ち続けていないのに。

そこに訪れた舞は、こう語る。
「きっとこの子は、今でも祐一のことを待ち続けてる」
「迎えに行ってあげて」

あゆの時間は、7年前の事故の瞬間から止まっている。少女の姿のまま。
少女の姿のあゆは、この街に(ある意味)存在している。この街を駆け回り、ベンチで一人来るはずのない人を待ち続けている。でもその姿は誰にも見ることは出来ない。行き交う大人達が、ベンチに座っている少女の姿に気付かないように。彼女は、夢の中で待っているのだから。

そのベンチで待ち続けている少女は、この病室で眠り続けているあゆの夢。
なぜそんな夢を見ているのか。それは祐一とあゆが、「もう一度遊ぶ」という『約束』をしたから。『約束』を果たすために、例え夢の中、叶わない状況であろうとも、それを"叶えようと願う"。約束を果たそうとする強い思いが生み出した存在、それがこの「ベンチで待ち続ける少女あゆ」なのではないでしょうか。
7年後。祐一が再びこの街に戻ってきました。
そこで(恐らく)この少女あゆは「ダッフルコートを着ているあゆ」を生み出し、祐一と出会います。謂わばダッフルコートを着ているあゆは、この少女あゆの見ている夢のような存在です。
なぜそんな事が出来たのか。それは祐一とあゆが、「もう一度遊ぶ」という『約束』をしたからです。『約束』を果たすために、例え実在しない存在であろうとも、実存させ得る。これもまた、約束を果たそうとする強い思いが生み出した存在、いわば『奇跡』。
そもそも。
祐一が7年前の記憶を完全に消去、もしくは捏造出来なかったのも。木から落ちたあゆが死なずに生き続けていたのも。全ては『約束』を交わしたから。もしもあの『約束』が無ければ、心に引っ掛かりが、心残りが何もなければ、そんな出来事は最初から無かった事にしていたのかもしれない。
でもそれは出来なかった。そして祐一は7年振りにこの街に帰ってきた。
考えてみればこれら全て、あゆとの再会も、記憶の回復も、そして真のあゆとの再会も、全部奇跡みたいな確率で辿り着いた場所。『奇跡』というのは、想いの強さが為し得るモノではないでしょうか。強い思いの維持、強い想いの結実。7年にも渡る思いの辿り着く場所こそが、いやこの強い思いそのものが、『奇跡』なのではないでしょうか。

森の奥の学校、赤いカチューシャ、悔恨、幻視。
7年前、悲しすぎる現実に対して、自らの記憶を偽った祐一。
冬の街であゆという名の少女と出会って、楽しく遊んで、最後に赤いカチューシャをプレゼントして、お別れした。そういう、ありえもしない事実を作り出して、そこに逃げ込んだ、いやそれを信じ込んだ祐一。弱い心が潰れない様に。思い出を傷付けない為に。嘘で自分の心を納得させたのでした。
7年前から時間が止まってるのはあゆだけではなかった。祐一もそうだったんだ。
だから、今もベンチで待ち続けている、あゆの元へと祐一は行く。

この光景が幻なのか現実なのか夢なのか、それとも只のイメージなのかは分からない。でもそんなことはどうでもいい。少なくとも、これの意味している事は何なのかは分かる。

渡されるカチューシャ。それは、嘘との決別。
「渡していない」という現実を知ったからこそ出来る行為。

祐一の「行こう」。それは、夢との決別。
7年間に渡り、ベンチで約束を果たす時を待ち続けていた少女にとって、まさにその約束の果たされる時。そして7年間、その約束を封印していた祐一にとっても約束が果たされる時。

正直、この祐一には心打たれました。
自らの弱さを認識し、そして自らの過ちも認識した祐一。それでもなお、7年前には持っていなかった強さと優しさを持って、あゆを迎えに行く。自分自身で。
きっと7年前では、いやこの街に帰ってきたばかりの祐一では、このような強さは持っていなかったでしょう。
このベンチに座っているあゆを迎えに行くという事、すなわち夢が終わるということ。夢が終われば、それで病室に眠っているあゆが助かるとは限らない。むしろ死んでしまうかもしれない。夢を見ている限り、この状態が続くかもしれないが、夢が終わったら、つまり約束が果たされたら、もしかしたらもうあゆ(病室・ベンチ・ダッフル全て)を"ここに"繋ぎ止めているモノが無くなって、あゆがいなくなってしまうかもしれない。
それでも、約束を果たしに来た祐一。全部失ってしまうかもしれないのに、それでもあゆの願い―――約束を果たしに来た祐一。ああ、もしかすると、今までの23回は祐一がこの『強さ・優しさ』を得る物語だったのかもしれない。
そして、こうして。
あゆにとっても祐一にとっても、7年前から止まっていた時間が、動き始める。

止まっていた時間が動き始める。
この7年間の間にあゆから失われたモノ。例えば元気に走り回ること。
でもそんなものすぐに良くなる。祐一だって傍にいる。あゆや祐一や、名雪や秋子さん達、色んな人の思いが、まるで奇跡でも起こすかのように。きっとあゆも元気に走り回れる。
今まで、7年間も思い続けてきた彼女なんだから、きっと大丈夫。
失われた、失ったと思ったモノも、いつかは一回り大きくなって還ってくる。
舞が自分の力と向き合い、それを受け入れられたように。
栞と香里が、苦難を乗り越えさらに情を深めたように。
秋子さんを失いそうになった名雪が、それを受け入れ優しく強くなったように。
狐達が、春になって元気に丘を駆け回り、そしてきっと、また人の温もりに憧れるように。
切られた大木が、また新たな始まりを迎えるように。
いなくなった祐一が、7年振りに帰ってきたように。

出会いと別れと再会を繰り返して、世界はいつまでも廻っていく。
夢は終わったけれども。きっとこれから先も、同じ様な旋律を繰り返しながら少しづつ豊かになっていく『カノン』が、奏でられていくのではないでしょうか。
あゆと祐一に。いや、全ての人に。
感慨深すぎる。
感慨深すぎて涙が零れました。あまりにも綺麗で、その上力強い京アニkanon。今まで繰り返された旋律、その結実の全てを注ぎ込んだ最終回。本当に素晴らしかったです。
素晴らしかったです。京都アニメーションにも、keyにも、kanonにも、ありがとうと言いたい。あと僕の感想なんかを見て下さった方、コメント下さった方、WEB拍手・トラバ下さった方にもありがとうと言いたい。
ありがとう。
両手に降り積もったカケラ達にもありがとう。この物語にありがとう。そしてさようなら。
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テーマ : Kanon~カノン~ - ジャンル : アニメ・コミック
こんばんは、yukitaです。
栞が『私達は、誰かの夢の中に居る』と思ったのは、あゆが栞を気遣っていたからではないでしょうか?
19話で、栞の心配をしている祐一に「早く良くなると良いね。ボクに出来る事があるなら、何でもするけど。」と、あゆは言っています。この時、『栞ちゃんが元気になったら、祐一君は元気になってくれる』と思ったのでは、と思います。
そして23話で、自分は『ここ』に居られないけど、祐一には幸せになって欲しいから、『祐一君の苦しみを、一つでも多く取り除いてあげたい』と思い『(祐一が幸せである為に)皆が幸せであります様に』と、あゆは願ったのだと思います。この時のあゆの記憶は、多分20話で消えた直後までしか無いと思うので、秋子さんの怪我の事は、知らないと思います。だから名雪の幸せと、舞・佐祐理の怪我からの回復、栞の病気からの回復を祈ったのだと思います。栞は重病だから、あゆは殊更、心配したと思います。
その思いが、栞に通じて『誰かに助けられた』と、栞は感じたのだと思います。
(kanonの感想)
前半は『駆け足だなぁ』と、思いました。でも名雪達が、あゆを介護する姿を見て、『優しさ』を感じました。皆は本当にあゆが好きなんだなぁ、と思いました。友情を越えた『慈悲(無私の愛)』を感じました。
そして、祐一があゆを迎えに行った時「栞や舞や香里や佐祐理さん達も、集まってるぞ。皆、俺達を待ってるんだ。」と、あゆに言って車椅子で、水瀬家へ向かうシーンを観て『あたたかさ』を感じました。『あゆEDが基本の大団円ED』とも言える、『優しくてあたたかい』EDでした。
(今後の展開)
普通に考えると、もうこれでお終いですが、ファン思いの京アニなら、もう一つサービスがあると思います。例えばDVD8巻の映像特典で、『たい焼きパーティ』の様子を見せてくれたり、特別編で、『あゆED以外の展開』を見せてくれるかも知れません。
特に『個別ED』は最終回の前半で、他のヒロインのEDを長めにして、あゆを迎えに行く時に、そのヒロインと祐一が一緒でも、ストーリーを弄らずに作れると思います。『三人一緒に、水瀬家へ』でも、ヒロイン同士が絆で結ばれていると思うので、大丈夫と思います。
(栞EDの伏線『もし奇跡が起きたら、学食で、昼飯オゴリな。』名雪EDの伏線『あの目覚まし時計のメッセージ、記憶し直しても良いか?』は、本編でもあるので可能性は、有ると思います。)
※最終回なのに、いつもに増して長くなり、済みません。なしおさん、どうも有り難うございました。これからも、このブログを楽しみにしています。
時々は、コメントさせて下さい。もし僕がブログを始めた時は、連絡いたします。本当に有り難うございました。
栞が『私達は、誰かの夢の中に居る』と思ったのは、あゆが栞を気遣っていたからではないでしょうか?
19話で、栞の心配をしている祐一に「早く良くなると良いね。ボクに出来る事があるなら、何でもするけど。」と、あゆは言っています。この時、『栞ちゃんが元気になったら、祐一君は元気になってくれる』と思ったのでは、と思います。
そして23話で、自分は『ここ』に居られないけど、祐一には幸せになって欲しいから、『祐一君の苦しみを、一つでも多く取り除いてあげたい』と思い『(祐一が幸せである為に)皆が幸せであります様に』と、あゆは願ったのだと思います。この時のあゆの記憶は、多分20話で消えた直後までしか無いと思うので、秋子さんの怪我の事は、知らないと思います。だから名雪の幸せと、舞・佐祐理の怪我からの回復、栞の病気からの回復を祈ったのだと思います。栞は重病だから、あゆは殊更、心配したと思います。
その思いが、栞に通じて『誰かに助けられた』と、栞は感じたのだと思います。
(kanonの感想)
前半は『駆け足だなぁ』と、思いました。でも名雪達が、あゆを介護する姿を見て、『優しさ』を感じました。皆は本当にあゆが好きなんだなぁ、と思いました。友情を越えた『慈悲(無私の愛)』を感じました。
そして、祐一があゆを迎えに行った時「栞や舞や香里や佐祐理さん達も、集まってるぞ。皆、俺達を待ってるんだ。」と、あゆに言って車椅子で、水瀬家へ向かうシーンを観て『あたたかさ』を感じました。『あゆEDが基本の大団円ED』とも言える、『優しくてあたたかい』EDでした。
(今後の展開)
普通に考えると、もうこれでお終いですが、ファン思いの京アニなら、もう一つサービスがあると思います。例えばDVD8巻の映像特典で、『たい焼きパーティ』の様子を見せてくれたり、特別編で、『あゆED以外の展開』を見せてくれるかも知れません。
特に『個別ED』は最終回の前半で、他のヒロインのEDを長めにして、あゆを迎えに行く時に、そのヒロインと祐一が一緒でも、ストーリーを弄らずに作れると思います。『三人一緒に、水瀬家へ』でも、ヒロイン同士が絆で結ばれていると思うので、大丈夫と思います。
(栞EDの伏線『もし奇跡が起きたら、学食で、昼飯オゴリな。』名雪EDの伏線『あの目覚まし時計のメッセージ、記憶し直しても良いか?』は、本編でもあるので可能性は、有ると思います。)
※最終回なのに、いつもに増して長くなり、済みません。なしおさん、どうも有り難うございました。これからも、このブログを楽しみにしています。
時々は、コメントさせて下さい。もし僕がブログを始めた時は、連絡いたします。本当に有り難うございました。
yukita | 2007年03月20日(火) 23:18 | URL | コメント編集
>yukitaさん
いつもどうもです。yukitaさんもブログ書けばいいのに…と何回か思いました(笑)。クラナドの時にはやりましょう!勿体無いですよ、ウチのコメント欄に埋もれていくのは(笑)。
>『あたたかさ』
そうそう、暖かかったですね。
みんなであゆのお世話をする所も、打ちひしがれた祐一が立ち直れる事も、全部あたたかい。あたたかさが強さに、優しさに繋がっていく感じがします。
京アニkanonは謎が残ったというか、解釈が如何様にもできる作りだと思います。そうなると当然、人によって解釈が違ってくる訳で、そこに齟齬が生じる、というか生じまくる。でもなんだろう。自分の解釈だけでなく、人の解釈すら愛したい。その齟齬すらも受け入れて愛したい。そんな気にさせられるほど、本当に優れた作品でした。
>(今後の展開)
ハレ晴れユカイフルバージョン@kanonとか。
本編中で二度ほど見せていた謎の踊りは、その為の伏線だったんだよ!な、なんだってー(AA略)
みたいなことが……ないか。
個人的には何もやらないかなぁと思うんですけどね。『京アニkanon』としてみると、もう完璧に完成されているから、これ以上は何もいらないというか蛇足な気がして。
>時々は、コメントさせて下さい。
妄言しか吐かない痛いブログですが、気が向いたら宜しくお願いします(笑)。
yukitaさんもクラナドまでには是非ブログ始めましょう!
いつもどうもです。yukitaさんもブログ書けばいいのに…と何回か思いました(笑)。クラナドの時にはやりましょう!勿体無いですよ、ウチのコメント欄に埋もれていくのは(笑)。
>『あたたかさ』
そうそう、暖かかったですね。
みんなであゆのお世話をする所も、打ちひしがれた祐一が立ち直れる事も、全部あたたかい。あたたかさが強さに、優しさに繋がっていく感じがします。
京アニkanonは謎が残ったというか、解釈が如何様にもできる作りだと思います。そうなると当然、人によって解釈が違ってくる訳で、そこに齟齬が生じる、というか生じまくる。でもなんだろう。自分の解釈だけでなく、人の解釈すら愛したい。その齟齬すらも受け入れて愛したい。そんな気にさせられるほど、本当に優れた作品でした。
>(今後の展開)
ハレ晴れユカイフルバージョン@kanonとか。
本編中で二度ほど見せていた謎の踊りは、その為の伏線だったんだよ!な、なんだってー(AA略)
みたいなことが……ないか。
個人的には何もやらないかなぁと思うんですけどね。『京アニkanon』としてみると、もう完璧に完成されているから、これ以上は何もいらないというか蛇足な気がして。
>時々は、コメントさせて下さい。
妄言しか吐かない痛いブログですが、気が向いたら宜しくお願いします(笑)。
yukitaさんもクラナドまでには是非ブログ始めましょう!
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2007/03/17(土) 23:12:23 | 夢の日々。
Kanon 第24話「夢の果ての追復曲 ~Kanon~」観賞
もはや何も言うことはない。様々な音楽を奏でた物語もこれで最後。それぞれの日常が少しずつ変わって充実した日々を送れることを願い、、、。Kanon、最終話を観賞しました^^
2007/03/18(日) 08:43:49 | まごプログレッシブ:Part2~Scenes From A Memory~
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2007/03/18(日) 18:13:35 | アバトーンの理想郷
やっぱりガチに原作準拠、あゆシナリオで締めてきましたね。コレはコレで物凄く味があって良いのだけど…仮記事でも書いたことだけど…やっぱり名雪さん最強伝説が描かれてしまいましたね。kanon Original Soundtrack KSLA-0006このCDが、ゲームのBGM集です。主題歌
2007/03/18(日) 19:18:18 | 「きつねのるーと」と「じーん・だいばー」のお部屋
遂にKanon最終話となってしまいました。 「特報」が原因だけでなく、分析するの
2007/03/18(日) 21:17:56 | 丈・獅子丸の咆哮
ついに最終話!ついにキマした!ついでにこの記事で100個目になりましたw
2007/03/18(日) 23:18:38 | 神音の萌え源泉
最終話。最後まできて、初めて、あゆの可愛らしさを猛烈に知った。こんばんは、たこーすけです。Kanon最終話を視聴しましたので、その感想を書きたいと思います。原作ゲーム未プレイ、東映版も未見です。以下、原作未プレイ者が好き勝手に感想を書いています。とんちんかん
2007/03/18(日) 23:47:29 | たこーすけの、ちょろっと感想
(アニメ感想) Kanon 第24話 「夢の果ての追復曲~kanon~」
Kanon 4目覚めの朝・・・いつものように名雪の目覚まし時計で目覚め、そしてお寝坊な名雪を起こしにいく。そして、食堂では、優しい笑顔が温かな食事を作って迎えてくれる・・そんな、当たり前の朝。祐一と名雪は幸せに包まれていた・・・。
2007/03/19(月) 00:47:14 | ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人
【感想】『Kanon』最終話「夢の果ての追復曲 ~kanon~」
自分は今、感動で胸がいっぱいです。 この感動を伝えたくて、このTBをお送りします!
2007/03/19(月) 01:28:58 | 『遍在 -omnipresence-』
■Kanon■
2007/03/19(月) 02:23:29 | King Of ヘタレ日記
Kanon 第24話 「夢の果ての追復曲~kanon~」 (最終回)
Kanon 現時点での評価:4.0 [PCゲーム] BS-i : 10/05 25:00 原作 : Key 監督 : 石原立也 キャラ原案 : 樋上いたる 全24話 アニメ制作 : 京都アニメーション http://www.bs-i.co.jp/anime/kanon/ 季節は移りゆく。...
2007/03/19(月) 05:28:57 | アニメって本当に面白いですね。
「あ~さ~。朝だよ~。朝ごはん食べて、学校いくよ~」「名雪ー朝だぞー」「名雪、起きろ。名雪」「はーっ春休みの夢見てたよ」「気が早すぎる、まだ2月だぞ」
2007/03/19(月) 09:45:35 | 特撮の軌跡
本日の演目・アニメレビュー(Kanon)
2007/03/19(月) 11:53:30 | ブログの果てからこんにちは。
Kanon 第24話「夢の果ての追復曲~Kanon~」(最終回)
J「Kanonはガチだったかの検証会」助「怖いなぁ、このテーマ・・・」
2007/03/19(月) 22:04:54 | 電撃JAP
季節は2月朝起きた祐一は、いつもの様に大量の目覚まし時計がなっても起きない名雪を起こし台所に行くと、いつものように「おはようございます。」と挨拶をする秋子が、自宅に戻っていた。再び日常の生活が戻って来たのだ。(えっあんな事故で、何事も無かったかの
2007/03/20(火) 01:13:31 | アニメのストーリーと感想
雪は止み、桜は芽吹く。長かった冬が終わりを告げ、春の訪れを感じさせる朝でした。ありし日のように目覚まし時計の大合唱の中で眠る名雪を揺り起こし、祐一たちは食卓に向かいます。 そこには二人が失うことを何よりも
2007/03/21(水) 00:31:45 | Moon of Samurai
既にこのアンケートに答えて下さった方、ご自身のブログで宣伝記事を上げて下さった方、お友だちのところへこの件を広めに行って下さった方、その他たくさんのご協力を下さった方々に、厚くお礼申し上げます。おかげさまでアンケートへの回答数は既に250に迫る数に達して
2007/04/16(月) 01:33:56 | Old Dancer's BLOG
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