2007'05.12 (Sat) 23:25
おお、面白いぞ!
ようやく設定が分かり始めてきたし、なにより、謎だらけ人物のエイジ君&姫様以外にも軸が置かれてきた、ってのが大きいかも。イオラオスかわいいよイオラオス。イオラオス君っていかにも「かませ」な感じで、実際にそうなんだけど(戦いも恋も)、けれど彼なりに不器用なりに頑張っている。いやもう、実直な奴だから、ライバルだし嫌悪対象でもあるエイジに対しても信頼しちゃったりするんでしょうね。イオラオスかわいいよイオラオス。
そして艦長もかわいいよ艦長。ホント、「艦」の「長」って感じ。もちろんお付の謎のマスコットキャラクターもかわいい。このヒゲオッサンと魔法少女マスコットの組み合わせに、少しもシュールさを感じなくなった時はじめて、この作品にのめり込んでいるといえるのでしょう(てきとう)。
ケツアゴもかわいいよケツアゴも。ケツアゴはケツアゴの声の人の、中立惑星の盟主みたいな存在の微妙にケツアゴなあの人のことです。
つまり、みんなかわいいよみんな、ってことで。
イオラオス君の話とか特に付いていけるので分かりやすい(しかもエイジの話も兼ねているし)。

帰還したエイジをイオラオスが受け止めて、あの「声が聞こえない」というシーンの演出が素晴らしくステキです。疲れきったエイジをイオラオスが受け止める、というシーンなのですが、声が聞こえない、つまり会話というコミュニケーションが断絶されてる瞬間なんです。あの場面に辿り着くには、冒頭にあったイオラオスの「信頼」があったのですが、それは会話で築かれたものではなく、エイジの(そしてベルクロスの)行動の先に起こった信頼。その行動は、別にエイジが狙って起こしているものではない。つまり、イオラオスはエイジの行動から一方的に歩み寄って、勝手に信頼しているわけです。
エイジ(ベルクロス)の圧倒的な力にイオラオスは自分の無力さを感じ取ったりしてるのですが、それも勿論エイジがイオラオスに無力感を味合わさせる為にとった行動ではない、つまりイオラオスは勝手に無力さを感じ取ってしまってる訳です。
信頼も、無力を感じるのも、そこから畏怖に発展するのも、全て狙いからくる結果ではなく、ある事象に対して受け取り手が勝手に「そうだと」思ってしまってるわけです。もうね、前提の部分で十分コミュニケーションは断絶されてるのです。だってコミュニケーションから来る信頼とか無力感とかじゃないんだから。会話で起きた感情ではないんです。
それでも、人間に戻ったエイジをイオラオスは受け止めて、しかも「それでも」、エイジはなんか言葉を発する。そしてそれは、イオラオスには聞こえない。会話以外で勝手に起こった信頼とか無力感に、届かない会話でのアンサーを与えちゃってるんです。なのに、エイジは「イオラオスは風」とか言っちゃってる。「あなたの声は、優しくて強い風」だと。声、つまり会話が断絶されているのに、それでもなお声、つまり会話が存在している。会話に関係なく起きた心情が、届かない会話に帰結しているのに、なお、声が優しくて強いと言っているのです。ああ、なんつうか、聞こえるだけが会話じゃないんだな、って感じ。エイジの声はここではイオラオスに届いていないんだけど、きっと想いはイオラオスに十分届いているんだろうと、見ている僕らは思えるのです。だって僕らにすら、ここでエイジが何を言っているのかが大体想像付くくらいなんだし。人が人をどう思うかは会話だけではない。イオラオスのエイジに対する感情が、嫌悪から信頼に、さらに無力感を自覚することに変わっていったのは、殆ど全てエイジとの会話からそうなったのではなくて、エイジの「行動から」彼がそう思ったことなんだけど、その「行動」というのも、「会話」であるんじゃないだろうか。宇宙空間での届かない筈の声を聞いてると、そんなことを思ってしまいます。
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あのドSの娘さんは、今のトコ「ドS」というよりもただの「怖い人」って感じです(笑)。
ようやく設定が分かり始めてきたし、なにより、謎だらけ人物のエイジ君&姫様以外にも軸が置かれてきた、ってのが大きいかも。イオラオスかわいいよイオラオス。イオラオス君っていかにも「かませ」な感じで、実際にそうなんだけど(戦いも恋も)、けれど彼なりに不器用なりに頑張っている。いやもう、実直な奴だから、ライバルだし嫌悪対象でもあるエイジに対しても信頼しちゃったりするんでしょうね。イオラオスかわいいよイオラオス。
そして艦長もかわいいよ艦長。ホント、「艦」の「長」って感じ。もちろんお付の謎のマスコットキャラクターもかわいい。このヒゲオッサンと魔法少女マスコットの組み合わせに、少しもシュールさを感じなくなった時はじめて、この作品にのめり込んでいるといえるのでしょう(てきとう)。
ケツアゴもかわいいよケツアゴも。ケツアゴはケツアゴの声の人の、中立惑星の盟主みたいな存在の微妙にケツアゴなあの人のことです。
つまり、みんなかわいいよみんな、ってことで。
イオラオス君の話とか特に付いていけるので分かりやすい(しかもエイジの話も兼ねているし)。

帰還したエイジをイオラオスが受け止めて、あの「声が聞こえない」というシーンの演出が素晴らしくステキです。疲れきったエイジをイオラオスが受け止める、というシーンなのですが、声が聞こえない、つまり会話というコミュニケーションが断絶されてる瞬間なんです。あの場面に辿り着くには、冒頭にあったイオラオスの「信頼」があったのですが、それは会話で築かれたものではなく、エイジの(そしてベルクロスの)行動の先に起こった信頼。その行動は、別にエイジが狙って起こしているものではない。つまり、イオラオスはエイジの行動から一方的に歩み寄って、勝手に信頼しているわけです。
エイジ(ベルクロス)の圧倒的な力にイオラオスは自分の無力さを感じ取ったりしてるのですが、それも勿論エイジがイオラオスに無力感を味合わさせる為にとった行動ではない、つまりイオラオスは勝手に無力さを感じ取ってしまってる訳です。
信頼も、無力を感じるのも、そこから畏怖に発展するのも、全て狙いからくる結果ではなく、ある事象に対して受け取り手が勝手に「そうだと」思ってしまってるわけです。もうね、前提の部分で十分コミュニケーションは断絶されてるのです。だってコミュニケーションから来る信頼とか無力感とかじゃないんだから。会話で起きた感情ではないんです。
それでも、人間に戻ったエイジをイオラオスは受け止めて、しかも「それでも」、エイジはなんか言葉を発する。そしてそれは、イオラオスには聞こえない。会話以外で勝手に起こった信頼とか無力感に、届かない会話でのアンサーを与えちゃってるんです。なのに、エイジは「イオラオスは風」とか言っちゃってる。「あなたの声は、優しくて強い風」だと。声、つまり会話が断絶されているのに、それでもなお声、つまり会話が存在している。会話に関係なく起きた心情が、届かない会話に帰結しているのに、なお、声が優しくて強いと言っているのです。ああ、なんつうか、聞こえるだけが会話じゃないんだな、って感じ。エイジの声はここではイオラオスに届いていないんだけど、きっと想いはイオラオスに十分届いているんだろうと、見ている僕らは思えるのです。だって僕らにすら、ここでエイジが何を言っているのかが大体想像付くくらいなんだし。人が人をどう思うかは会話だけではない。イオラオスのエイジに対する感情が、嫌悪から信頼に、さらに無力感を自覚することに変わっていったのは、殆ど全てエイジとの会話からそうなったのではなくて、エイジの「行動から」彼がそう思ったことなんだけど、その「行動」というのも、「会話」であるんじゃないだろうか。宇宙空間での届かない筈の声を聞いてると、そんなことを思ってしまいます。
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あのドSの娘さんは、今のトコ「ドS」というよりもただの「怖い人」って感じです(笑)。
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2007/06/21(木) 19:22:54 | ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン
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