2007'05.14 (Mon) 01:31

あ、悪魔じゃっ!
ヒロイックエイジには悪魔がひそんでおるぅ!!
ということで。
この「悪魔」の扱いをどうするかということで、急遽僕の中で開かれた第三回「真剣ドSしゃべり場」。
今までの「真剣ドSしゃべり場」のバックナンバーはこちら↓。
第一回
第二回
第ゼロ回(コードギアスの感想ですが、途中、ドSのことしか喋らなくなったので)
残念ながら、タイトルどおり「真剣に」ドSについて喋る内容となっております。
【More】
さて、まず始めに表明しておかなければならないのが、ここでいう『ドS』の定義です。
定義というのは細かく制定すればするほどつまらなくなるものなので、非常にファジーな感じで扱って欲しいです。
ここでいう『ドS』の定義において最も重要なのは、『デレがあること』です(最もというか、唯一かも)。普段はドSなのに、信頼度や愛情度が高まるとたまに(分かりづらく)デレてくる。そこが重要なのです。正直、『ツンデレ』のツンの部分を、「ドS」に置きかえただけです(笑)。だから『ドSデレ』『Sデレ』『サドデレ』の方が用語として正しいのだろうと思いますが、語呂が微妙なんでイマイチその様に呼ぶ踏ん切りがつきません。なので一応便宜上、『ドS』ということで―――。
ツンデレと同じく、表面上の感情と内面の感情との『ギャップ』の存在がこの要素の素晴らしい要因となっております。ツンデレが、『ツン』だけで、『デレ』が無かったら、そりゃ誰だって嫌じゃん―――とかいうのと同じ。『ドSデレ』も、『デレ』がない只の『ドS』だったら嫌なのです。そんなので喜ぶのは真性のMさんだけなのです。
『ドS』はツンデレとは多少異なり、『デレ』を存分には発揮しない場合が多いです。ドS界の二大巨星、シーツーさん(コードギアス)やカレンさん(フェイト)なんかからしても、正にそうです。
ここが『ドS』と『ツンデレ』の決定的な違い。
『ドS』に、デレる必要は無いのです。
というより、(必要以上に)デレてはイカンのです。
ドSにデレは必要ない。偉大なる前人、シーツーさんやカレンさんを見ても、彼女達は殆どデレていません。デレるということは、変わるということ。変わるということは、ドSではなくなるということ。そんな事態は、誰も望んでいないのです!…ではなくて。
以前まででも書きましたが、ドSのデレは決してツンデレのソレのように、明確な行動として現れるモノではなく、おぼろげなソレで構わないのです。シーツーさんがちょくちょくルルーシュのことを草葉の陰から見守っているように、カレンが密やかにアンリのことを心配するように、地味~なデレがあれば十分なのです。デレというか、信頼度とか愛情度が高いって感じです。地味なデレしか発揮しないからこそ、ツンデレでいう『デレ期』が存在せず、いつまでも『ドS』のままでいられるのです。
この地味~なデレが重要でして。
これは、彼女達が対象に「普段はドS」な扱いをしていても、「実は好きだ」ということを確認出来るというものであります。
そこが、元々の性質がサドだからS行動なのか、好きの裏返しでのS行動なのかはキャラクターによって違ってくるので、また別の話で。
とにかく、これらの要因によって、彼女達の「S行動」は、本当ただドSだからS行動をしているという訳ではない、ということが明らかになるのです。S行動の奥底に、彼女達の愛を幻視することが出来るのです。
ではでは、この「ヒロイック・エイジ」の悪魔について。

この子には今の所、『デレ』がありません。そういう意味では、この子は『ドS』ではなくて、今の所はただの『悪魔』といった方が妥当でしょう。

ここなんて、完全に狙って虐めてる。ドSを通り越しちゃって最早どう見ても『悪魔』。
しかし、人がドSになるには、それなりの理由が存在しているのです。
シーツーさんにも、カレンにも。過去の喋り場でも語ったように、彼女達の境遇から、それらがおぼろげに推測出きるのです。そして、それがあるからこそ、『ドS』は輝くのです。つまり、彼女達のS行動は、彼女達の不幸の裏返しに在る、悲しい行動でもあるんだと"コッチが勝手に"思い込んで、そのS行動も優しく受け入れる包容力を、コッチが勝手に備えてしまうのです。
『デレ』と、『S行動の理由』。
その二つが、『ドS』と『悪魔』の別れ道。
このヒロイックエイジの子は、まだまだ登場回数も少なくて、デレはないし、彼女のSっぷりの理由もさっぱり推測出来ません。
ですがきっと、何かあるんです。
その片鱗が、コレ。



「何を恐れる?お前はもう何度もその身に宿るモノの力で、多くの種族を滅ぼしてきたではないか」
この時の、徐々に瞳孔が閉じてきて、瞳の色を失うこの瞬間が。
ここに、この子の行動の「ナニカ」が隠されているような気がして堪らないのです。
今はまだ、『悪魔』としか呼べないようなキャラだけど。
先々、この子の内面が明らかになってくれば。
この子が果たして『悪魔』なのか、それとも『ドS』なのか。それが明確になってくることでしょう。もしかすると、新ジャンル『悪魔デレ』なのかもしれません。
とにかく素材が良い事は明白なので、この「ユティ」の先々に大きく期待です。
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(この悪魔の子の名前なんだっけ~ってwikipediaみてみたら、なんかネタバレだらけで非常にやられた)
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どうもです~~。
>地味~なデレが重要
なるほど、ドSはツンデレのデレを地味に表現している場合ですか。
思えば私の好きなツンデレってそれっぽいですねぇ。
一般的にウケているツンデレ少女って、デレ始めるとツンが弱くなるのが多いので、ツンデレじゃなくなるよなぁ、と日頃から思っていたのですよ。
まあ、ツンデレの定義自体曖昧ですから仕方ないですけど、私的には「基本はツンであり、自分が心を許してしまった相手に対してだけポイントポイントでデレを見せる」というのが素晴らしいツンデレと思っているので、ドSはまさにそれと言えますね。
しかしドSがそうした定義だとすると、「ヒロイック・エイジ」のこのお嬢さんはまだドSではないという事になりますな。
でもきっと大丈夫ですよ。
冲方さんの描く女性は、必ずどこかしら可愛らしい部分がありますから。
そのうち6話で脅しているキョドキョド兄ちゃんに対しても何かしら優しさを見せたりするでありましょう(期待)
>wikipedia
私もちょっと見ちゃって後悔しましたよ~~。
まあ、公式サイトとかで明かされている内容なんでしょうけど、やはり作中で表現されるまでは書かないで欲しいですねぇ。
>地味~なデレが重要
なるほど、ドSはツンデレのデレを地味に表現している場合ですか。
思えば私の好きなツンデレってそれっぽいですねぇ。
一般的にウケているツンデレ少女って、デレ始めるとツンが弱くなるのが多いので、ツンデレじゃなくなるよなぁ、と日頃から思っていたのですよ。
まあ、ツンデレの定義自体曖昧ですから仕方ないですけど、私的には「基本はツンであり、自分が心を許してしまった相手に対してだけポイントポイントでデレを見せる」というのが素晴らしいツンデレと思っているので、ドSはまさにそれと言えますね。
しかしドSがそうした定義だとすると、「ヒロイック・エイジ」のこのお嬢さんはまだドSではないという事になりますな。
でもきっと大丈夫ですよ。
冲方さんの描く女性は、必ずどこかしら可愛らしい部分がありますから。
そのうち6話で脅しているキョドキョド兄ちゃんに対しても何かしら優しさを見せたりするでありましょう(期待)
>wikipedia
私もちょっと見ちゃって後悔しましたよ~~。
まあ、公式サイトとかで明かされている内容なんでしょうけど、やはり作中で表現されるまでは書かないで欲しいですねぇ。
シバッチ | 2007年05月14日(月) 10:02 | URL | コメント編集
>シバッチさん
どうもこんにちは~。
>ドSはツンデレのデレを地味に表現している場合
ただの僕の趣味からくる定義なのかもしれませんが(を
ただ、普通にデレちゃうと、『ツンデレ』との差異が無くなってしまいそうなんですよね~。ツン期間は「まさにドS!」なのに、普通にデレがある所為で、『ツンデレ』にカテゴライズされちゃってるキャラもいますし。なんというか、普通にデレがあると、単純に『ツンデレ』に振り分けられちゃいそうでもあるんです。
なので、ツンデレとの差別化を図るという意味でも、デレは地味で。ドSは、ツンデレのおこぼれを狙う、隙間ジャンルです(笑)。
>「基本はツンであり、自分が心を許してしまった相手に対してだけポイントポイントでデレを見せる」
それ、最高です。僕も大好き(笑)。
ドSはやっぱ、心を許している人にすらサドなので、心を許していない相手にはサドどころか虫けら扱いだったりする場合が多々あります。そこがまたイイ(笑)。
「ヒロイックエイジ」のこの子は、まだまだこれからですね。現時点じゃ、どうしたってただただ怖い人なだけだし(笑)。安心の冲方印みたいですので、これからに期待です。
……ああ、でも、考えたら相手がロクにいませんね。キョドキョド兄ちゃんか、目がウルルンのオッサンか(笑)。これはこれで、新鮮で楽しそうなんですが。
どうもこんにちは~。
>ドSはツンデレのデレを地味に表現している場合
ただの僕の趣味からくる定義なのかもしれませんが(を
ただ、普通にデレちゃうと、『ツンデレ』との差異が無くなってしまいそうなんですよね~。ツン期間は「まさにドS!」なのに、普通にデレがある所為で、『ツンデレ』にカテゴライズされちゃってるキャラもいますし。なんというか、普通にデレがあると、単純に『ツンデレ』に振り分けられちゃいそうでもあるんです。
なので、ツンデレとの差別化を図るという意味でも、デレは地味で。ドSは、ツンデレのおこぼれを狙う、隙間ジャンルです(笑)。
>「基本はツンであり、自分が心を許してしまった相手に対してだけポイントポイントでデレを見せる」
それ、最高です。僕も大好き(笑)。
ドSはやっぱ、心を許している人にすらサドなので、心を許していない相手にはサドどころか虫けら扱いだったりする場合が多々あります。そこがまたイイ(笑)。
「ヒロイックエイジ」のこの子は、まだまだこれからですね。現時点じゃ、どうしたってただただ怖い人なだけだし(笑)。安心の冲方印みたいですので、これからに期待です。
……ああ、でも、考えたら相手がロクにいませんね。キョドキョド兄ちゃんか、目がウルルンのオッサンか(笑)。これはこれで、新鮮で楽しそうなんですが。
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