2007'06.19 (Tue) 03:16
聖夜……クリスマスですね。
恋人と過ごしたり、家族や友達とパーティーしたり、一人きりで過ごしたり。クリスマスの過ごし方って、色々あります。人それぞれです。
……人それぞれなんですけど、でもやっぱ「クリスマス」とか聞くとちょっとワクワクしちゃったり、浮き足立っちゃったり、身構えたりしないでしょうか。
いつもと同じ1日、365分の1日でしかないのだけれど。
街が彩られて、お店はきらびやかに活気付いて、周囲の人はざわめいて、知ってる人も知らない人もみんな、なんだか少しだけ浮き足立ってるように見えます。
そもそもイベントというのはそういうものですよね。
自分が「なんとも~」と、どうでもいいよって思っていても、周りの環境や人達がちょっと活気付いていて、それに自分も少しだけ当てられちゃって、ほんのちょっとだけ浮き足立っちゃう。
そしてきっと、"そうなった自分"に当てられちゃった他の誰かも浮き足立っちゃって、それに当てられた他の誰かも浮き足立ち、また他の誰かも、また他の誰かも、さらにお店とか街とかの環境もどんどんそれに影響されていって……
ひとりひとりの人、ひとつひとつの場所自体は、もともとそんなに活気満々という訳でもなかったんだけど、その人が・場所が、他の誰か・他のどこかに影響を与えることによって、その活気が勢いづいていく。それをもう、「どんだけ~」と思うくらい繰り返すことによって、どんどんみんなが活気付いてきて、そういう「空気」が世界に出来上がるのです。
それが、イベントとして見た時の、クリスマスの正体。
みんなの少しづつの活気が集って出来る、特別な365分の1日。
「らき☆すた」の登場キャラ達は、いろいろな人たち、といった趣です。
中心となる「こなた・かがみ・つかさ・みゆき」の4人だけを見ても、本当に、いろいろな人たち。
オタクな人もいれば、オタク趣味に理解があるけど別にオタクってほどじゃない人もいるし、まったくそっち方面分からない人もいます。
趣味に愛を懸ける人もいれば、歩く萌え要素の人もいるし、ツンデレというカテゴリーには収まりきらない人もいるし、バルサミコスどんだけ~な人もいます。
成績もみんな一緒にはならない。趣味もみんな一緒じゃない。血液型もみんな一緒じゃない。帰る方向ですら、みんな同じじゃない。
静電気を感じない人もいるし、電車で寝てあらぬ方向に行っちゃう人は結構いるし、あと5分って言っちゃう人もいるし、多分電車で寝ちゃうとか、ましてや寝過ごして随分先まで乗り過ごすなんてことは絶対に無さそうな人もいます。
チョココロネのどっちが頭か、どっちが尻尾かですらも、一つに纏まらない。
みんな、少しづつ似ていて、少しづつ違う。
少しづつ似ているけど、少しづつ違う彼女たちが出会ったのは、そしてこうやって仲良く過ごせているのは、なんででしょう?
その答えは分かりません。
でも、一つだけ言えることは。
彼女たちが同い年で、同じ学校に通っているということ。
住む場所も、それまでの生活も、全然接点が無かった(であろう)彼女たち。この学校に通わなければ、年が違っていれば、絶対に出会わなかった、なんてことは言えません。もしかしたら、何処かで偶然の出会いをするのかもしれない。

「らき☆すた」。
その殆どは、キャラクター達の会話によって作られています。
それぞれに話題を持ち出して、会話する。
その内容は本当、ただの世間話みたいなもので、それに対しての反応も「そうだよね~」「そりゃあんただけだ」「だといいよね~」みたいな相槌とか共感とか驚きとか。本当にただの世間話。分かることといったら、彼女たちのことだけ。この会話でわかるのは、彼女たちがお互い多少は似ているし、全然違うってことくらい。
それでも、「らき☆すた」は殆ど会話ばかり。
たまに海に行ったりすることもあるし、運動会があったりするけど、それでもそこで大きな事件が起きたりするわけでもなくて。ホント些細な出来事があって、またいつもと同じく会話があって、結局分かることは『彼女たち』のことだけ。
会話も、出来事も、ほとんど全部一人ではなくて。
誰かと、一緒。
そもそも会話は一人じゃ出来ないんだから当たり前なんだけど、出来事だって、例えば前回のみゆきさんがバスを乗り過ごした話が、今回の電車乗り過ごす話に繋がってしまうように、結局は「誰か」の「何か」に対峙されてしまう。
一人を、その『一人』でもって深く掘り下げることはあまりありません。
ただ、この4人―――ならびに、4人以外他のキャラクター達―――の関係だけは、深く深く掘り下げています。かがみとこなた、こなたとつかさ、こなたとみゆき、かがみとみゆき、かがみとつかさ、つかさとみゆき、かがみとこなたとつかさとみゆき。
彼女たちの関係は、大抵の視聴者がそうだと思いますが(違うかもしんないけど)、もう、手に取るように分かる。
自分の中で分かっているそれが本当に合っているのかどうかはともかく、少なくとも自分の中では、確固としてそれが存在しうるだけの裏付けを、延々と「らき☆すた」は表現してきたのです。
決して、誰か特定の一人を表現してきてはいません。
誰か一人に、少しピントを合わせることはあっても、フォーカスをきちっと合わせることはなかった。そして多分、これからも。

つまり、「らき☆すた」は今まで、その殆ど全てを、彼女たち―――こなた・かがみ・つかさ・みゆき、あとゆいねえさんとかこなパパとか―――の関係を表現することに費やしてきたのです。
何で「一人」ではなくて、「関係」にフォーカスを置いているのか。
彼女たちが同い年で、同じ学校に通っているということは、彼女たちが出会え、そして仲良く過ごしている一因となりえても、絶対の理由にはなりえません。
もし違う年齢でも、もし違う学校でも、もしかしたら、何処かで出会って、良い関係を築けることが出来たかもしれない。
彼女たちがこの学校にいて、同じ学年であって、仲が良い。『いま』この状態なのは、それが『いま』だからそうである、という必然性を持ちえてはいません。
それでも。
だからこそ。
『いま』そうであることが、限りなく貴重なものなのです。
もしもここで出会わなくて、何処か違うところで出会っていたとしても。そして仲良い関係を築けていたとしても。それはこの『いま』、この学校で、この学年で、この時間で。出会って過ごしている時間とは、全く別のもの。
可能性の世界は無限にあります。彼女たちが出会う可能性も、仲良くなる可能性も、別にこの場合以外でも沢山あります。けれどこの学校で、この学年で出会って、仲良くなって、同じ時間を過ごせる可能性は『これ』しかないのです。
一日一日は、ただの365分の1日。
日本人女性の平均寿命は85歳だということですから、彼女たちの人生にしてみれば、「らき☆すた」が描く、なんの変哲もない会話中心の日常は、ただの31025分の1日でしょう。
「らき☆すた」が描く日常は。
人生で沢山ある、何の変哲もない、ほんの1日。
けれど、それと同じ日はその31025日の中に1日しかないのです。
いや。どれだけ可能性世界を巡って、どれだけ平行世界を作り出しても、全く同じ1日はひとつしかない。『いま』そうであって、『この』何の変哲もない日常を送っているという可能性は、31025の中にも、それを可能性の中で62050にしても124100にしても、まったく変わらない『いま』と『この』は、『たったひとつ』しか存在していないのです。

だから「らき☆すた」は淡々とこの4人の日常を描きます。
一人にフォーカスすることは、後でも出来ます。人は成長するし、変わりもするけれど、いつまで経っても「その人」なんですから。
でも、この4人がいまここにいるということは、この時にしかないこと。
未来にも過去にも別世界にも、この4人が全く同じ状態でいるタイミングは一つとしてないのです。
人と人との出会い、そしてその歩みは、貴重なものです。
無為に過ごしているような一日でも、それと同じ一日は二度と訪れることはありません。

「らき☆すた」DVD1巻(限定版)の表紙です。
高校生の頃。
あの頃は良かったですよねぇ~。……いや、言うほど良くもなかったかな?普通かな?でも悪くはなかったかな?……いや、分からないなぁ。
でも、この「らき☆すた」の表紙を見ると、本当にあの頃が良かったと思えてしまいます。
教室で、別のクラスの友達が来るのを、他の友達と喋りながら待っている。
そんな経験が自分にもあったかどうかなんて、明確には思い出せません。よくあるシチュですし、あったかもしれません。そんなシチュエーションに憧れていたか、なんてことも思い出せません。
でも、この表紙見ると、こう思うのです。「この瞬間は、この瞬間にしかない」って。
高校時代の友達と、今でも会ったり遊んだりします。もちろん疎遠になった人もいますが、当時よりさらに仲が深くなった人もいます。今彼らかと過ごす時間は、高校時代とはまた違ったものであって、これは高校時代の自分では手に入らなかったものです。でも、だからこそ逆に、高校時代のものは、高校時代―――つまりその瞬間でしか、手に入らなかった。
どれだけ願っても頑張っても、時間は逆戻りしません。「あの時のあれをもう一度」と願っても、それとよく似たものまでは手に入っても、全く同じものは手に入らないのです。僕たちが過ごす、男性なら28400分の1日、女性なら31025分の1日って、そのどれもが二度と手に入れることも戻ることも出来ない1日なんですよね。

「らき☆すた」は、彼女たちの変哲のない日常から、この31025分の1日にしか存在しない「関係」を描き出しています。
いろんな31025分の1日の過ごし方。
クリスマスは365分の1日であると同時に、その年のクリスマス、つまり「その日」というのは、31025分の1日でしかありません。同じ日、同じ瞬間は二度とない。
でも、というよりだから、普段とあまり変わらずに過ごすのです。考えたら当たり前です。キリスト教徒でもないただの一般人からすれば、クリスマスだってただの1日でしかなくて、他の一日と地続きになってしまうのですから。
だから、ちょっとぐらいは普段と変わっていても、基本的には同じ。
他の人との、『いま』しかない関係を描写するばかり。
来年もお父さんにクリスマスプレゼントあげるかもしれないし、再来年もゆいねえさんは酔いつぶれて家に来るかもしれないし、再々来年も黒井先生はネトゲしてるかもしれないけれど、それは今年、この瞬間とは全く違う別物であって、この瞬間―――31025分の1日は、この日しかないのです。
その貴重な瞬間を、その時にしかありえない関係をもって示す。
それが「らき☆すた」なのかもしれません。
WEB拍手を送る
(で、幾度か書いてきた、【らっきーすたー】に話が続いていく訳です……)(またそのオチすか)(つーかこのオチしかできない)
恋人と過ごしたり、家族や友達とパーティーしたり、一人きりで過ごしたり。クリスマスの過ごし方って、色々あります。人それぞれです。
……人それぞれなんですけど、でもやっぱ「クリスマス」とか聞くとちょっとワクワクしちゃったり、浮き足立っちゃったり、身構えたりしないでしょうか。
いつもと同じ1日、365分の1日でしかないのだけれど。
街が彩られて、お店はきらびやかに活気付いて、周囲の人はざわめいて、知ってる人も知らない人もみんな、なんだか少しだけ浮き足立ってるように見えます。
そもそもイベントというのはそういうものですよね。
自分が「なんとも~」と、どうでもいいよって思っていても、周りの環境や人達がちょっと活気付いていて、それに自分も少しだけ当てられちゃって、ほんのちょっとだけ浮き足立っちゃう。
そしてきっと、"そうなった自分"に当てられちゃった他の誰かも浮き足立っちゃって、それに当てられた他の誰かも浮き足立ち、また他の誰かも、また他の誰かも、さらにお店とか街とかの環境もどんどんそれに影響されていって……
ひとりひとりの人、ひとつひとつの場所自体は、もともとそんなに活気満々という訳でもなかったんだけど、その人が・場所が、他の誰か・他のどこかに影響を与えることによって、その活気が勢いづいていく。それをもう、「どんだけ~」と思うくらい繰り返すことによって、どんどんみんなが活気付いてきて、そういう「空気」が世界に出来上がるのです。
それが、イベントとして見た時の、クリスマスの正体。
みんなの少しづつの活気が集って出来る、特別な365分の1日。
【More】
「らき☆すた」の登場キャラ達は、いろいろな人たち、といった趣です。
中心となる「こなた・かがみ・つかさ・みゆき」の4人だけを見ても、本当に、いろいろな人たち。
オタクな人もいれば、オタク趣味に理解があるけど別にオタクってほどじゃない人もいるし、まったくそっち方面分からない人もいます。
趣味に愛を懸ける人もいれば、歩く萌え要素の人もいるし、ツンデレというカテゴリーには収まりきらない人もいるし、バルサミコスどんだけ~な人もいます。
成績もみんな一緒にはならない。趣味もみんな一緒じゃない。血液型もみんな一緒じゃない。帰る方向ですら、みんな同じじゃない。
静電気を感じない人もいるし、電車で寝てあらぬ方向に行っちゃう人は結構いるし、あと5分って言っちゃう人もいるし、多分電車で寝ちゃうとか、ましてや寝過ごして随分先まで乗り過ごすなんてことは絶対に無さそうな人もいます。
チョココロネのどっちが頭か、どっちが尻尾かですらも、一つに纏まらない。
みんな、少しづつ似ていて、少しづつ違う。
少しづつ似ているけど、少しづつ違う彼女たちが出会ったのは、そしてこうやって仲良く過ごせているのは、なんででしょう?
その答えは分かりません。
でも、一つだけ言えることは。
彼女たちが同い年で、同じ学校に通っているということ。
住む場所も、それまでの生活も、全然接点が無かった(であろう)彼女たち。この学校に通わなければ、年が違っていれば、絶対に出会わなかった、なんてことは言えません。もしかしたら、何処かで偶然の出会いをするのかもしれない。

「らき☆すた」。
その殆どは、キャラクター達の会話によって作られています。
それぞれに話題を持ち出して、会話する。
その内容は本当、ただの世間話みたいなもので、それに対しての反応も「そうだよね~」「そりゃあんただけだ」「だといいよね~」みたいな相槌とか共感とか驚きとか。本当にただの世間話。分かることといったら、彼女たちのことだけ。この会話でわかるのは、彼女たちがお互い多少は似ているし、全然違うってことくらい。
それでも、「らき☆すた」は殆ど会話ばかり。
たまに海に行ったりすることもあるし、運動会があったりするけど、それでもそこで大きな事件が起きたりするわけでもなくて。ホント些細な出来事があって、またいつもと同じく会話があって、結局分かることは『彼女たち』のことだけ。
会話も、出来事も、ほとんど全部一人ではなくて。
誰かと、一緒。
そもそも会話は一人じゃ出来ないんだから当たり前なんだけど、出来事だって、例えば前回のみゆきさんがバスを乗り過ごした話が、今回の電車乗り過ごす話に繋がってしまうように、結局は「誰か」の「何か」に対峙されてしまう。
一人を、その『一人』でもって深く掘り下げることはあまりありません。
ただ、この4人―――ならびに、4人以外他のキャラクター達―――の関係だけは、深く深く掘り下げています。かがみとこなた、こなたとつかさ、こなたとみゆき、かがみとみゆき、かがみとつかさ、つかさとみゆき、かがみとこなたとつかさとみゆき。
彼女たちの関係は、大抵の視聴者がそうだと思いますが(違うかもしんないけど)、もう、手に取るように分かる。
自分の中で分かっているそれが本当に合っているのかどうかはともかく、少なくとも自分の中では、確固としてそれが存在しうるだけの裏付けを、延々と「らき☆すた」は表現してきたのです。
決して、誰か特定の一人を表現してきてはいません。
誰か一人に、少しピントを合わせることはあっても、フォーカスをきちっと合わせることはなかった。そして多分、これからも。

つまり、「らき☆すた」は今まで、その殆ど全てを、彼女たち―――こなた・かがみ・つかさ・みゆき、あとゆいねえさんとかこなパパとか―――の関係を表現することに費やしてきたのです。
何で「一人」ではなくて、「関係」にフォーカスを置いているのか。
彼女たちが同い年で、同じ学校に通っているということは、彼女たちが出会え、そして仲良く過ごしている一因となりえても、絶対の理由にはなりえません。
もし違う年齢でも、もし違う学校でも、もしかしたら、何処かで出会って、良い関係を築けることが出来たかもしれない。
彼女たちがこの学校にいて、同じ学年であって、仲が良い。『いま』この状態なのは、それが『いま』だからそうである、という必然性を持ちえてはいません。
それでも。
だからこそ。
『いま』そうであることが、限りなく貴重なものなのです。
もしもここで出会わなくて、何処か違うところで出会っていたとしても。そして仲良い関係を築けていたとしても。それはこの『いま』、この学校で、この学年で、この時間で。出会って過ごしている時間とは、全く別のもの。
可能性の世界は無限にあります。彼女たちが出会う可能性も、仲良くなる可能性も、別にこの場合以外でも沢山あります。けれどこの学校で、この学年で出会って、仲良くなって、同じ時間を過ごせる可能性は『これ』しかないのです。
一日一日は、ただの365分の1日。
日本人女性の平均寿命は85歳だということですから、彼女たちの人生にしてみれば、「らき☆すた」が描く、なんの変哲もない会話中心の日常は、ただの31025分の1日でしょう。
「らき☆すた」が描く日常は。
人生で沢山ある、何の変哲もない、ほんの1日。
けれど、それと同じ日はその31025日の中に1日しかないのです。
いや。どれだけ可能性世界を巡って、どれだけ平行世界を作り出しても、全く同じ1日はひとつしかない。『いま』そうであって、『この』何の変哲もない日常を送っているという可能性は、31025の中にも、それを可能性の中で62050にしても124100にしても、まったく変わらない『いま』と『この』は、『たったひとつ』しか存在していないのです。

だから「らき☆すた」は淡々とこの4人の日常を描きます。
一人にフォーカスすることは、後でも出来ます。人は成長するし、変わりもするけれど、いつまで経っても「その人」なんですから。
でも、この4人がいまここにいるということは、この時にしかないこと。
未来にも過去にも別世界にも、この4人が全く同じ状態でいるタイミングは一つとしてないのです。
人と人との出会い、そしてその歩みは、貴重なものです。
無為に過ごしているような一日でも、それと同じ一日は二度と訪れることはありません。

「らき☆すた」DVD1巻(限定版)の表紙です。
高校生の頃。
あの頃は良かったですよねぇ~。……いや、言うほど良くもなかったかな?普通かな?でも悪くはなかったかな?……いや、分からないなぁ。
でも、この「らき☆すた」の表紙を見ると、本当にあの頃が良かったと思えてしまいます。
教室で、別のクラスの友達が来るのを、他の友達と喋りながら待っている。
そんな経験が自分にもあったかどうかなんて、明確には思い出せません。よくあるシチュですし、あったかもしれません。そんなシチュエーションに憧れていたか、なんてことも思い出せません。
でも、この表紙見ると、こう思うのです。「この瞬間は、この瞬間にしかない」って。
高校時代の友達と、今でも会ったり遊んだりします。もちろん疎遠になった人もいますが、当時よりさらに仲が深くなった人もいます。今彼らかと過ごす時間は、高校時代とはまた違ったものであって、これは高校時代の自分では手に入らなかったものです。でも、だからこそ逆に、高校時代のものは、高校時代―――つまりその瞬間でしか、手に入らなかった。
どれだけ願っても頑張っても、時間は逆戻りしません。「あの時のあれをもう一度」と願っても、それとよく似たものまでは手に入っても、全く同じものは手に入らないのです。僕たちが過ごす、男性なら28400分の1日、女性なら31025分の1日って、そのどれもが二度と手に入れることも戻ることも出来ない1日なんですよね。

「らき☆すた」は、彼女たちの変哲のない日常から、この31025分の1日にしか存在しない「関係」を描き出しています。
いろんな31025分の1日の過ごし方。
クリスマスは365分の1日であると同時に、その年のクリスマス、つまり「その日」というのは、31025分の1日でしかありません。同じ日、同じ瞬間は二度とない。
でも、というよりだから、普段とあまり変わらずに過ごすのです。考えたら当たり前です。キリスト教徒でもないただの一般人からすれば、クリスマスだってただの1日でしかなくて、他の一日と地続きになってしまうのですから。
だから、ちょっとぐらいは普段と変わっていても、基本的には同じ。
他の人との、『いま』しかない関係を描写するばかり。
来年もお父さんにクリスマスプレゼントあげるかもしれないし、再来年もゆいねえさんは酔いつぶれて家に来るかもしれないし、再々来年も黒井先生はネトゲしてるかもしれないけれど、それは今年、この瞬間とは全く違う別物であって、この瞬間―――31025分の1日は、この日しかないのです。
その貴重な瞬間を、その時にしかありえない関係をもって示す。
それが「らき☆すた」なのかもしれません。
WEB拍手を送る
(で、幾度か書いてきた、【らっきーすたー】に話が続いていく訳です……)(またそのオチすか)(つーかこのオチしかできない)
スポンサーサイト
こんばんは、yukitaです。
11話を観てふと、こなたが輝く事で、かがみ達も輝くのではないかと思いました。
もしこなたが居なければ、かがみは本音を語れる相手を無くすと思います。(他にもいると思いますが、こなた程では無いと思います。)
つかさは、かがみとみゆきと自分を比較して、どこかで引け目を感じ、今ほど天真爛漫ではなかったと思います。
みゆきは、こなたと接する事で、積極性が引き出されていると思います。こなたが居なければ、もっと大人しかったと思います。
これは勿論、こなたにも言える事で、かがみ達が居たからこそ、あんなに楽しそうにしているのだと思います。
EDで、つかさとみゆきが『ドラえもんのうた』を歌っていましたが、最終的には、こなたもかがみも一緒になって歌っていたと思います。
今回、このシーンが一番微笑ましくて、楽しかったです。
10話のコメント、ありがとうございました。折角送ってくれたのに、返事が遅れてすいませんでした。
11話の感想は、明日完成予定です。12話の感想はすぐに書こうと思います。
いつもお世話になっています。次回の感想も楽しみにしています。
11話を観てふと、こなたが輝く事で、かがみ達も輝くのではないかと思いました。
もしこなたが居なければ、かがみは本音を語れる相手を無くすと思います。(他にもいると思いますが、こなた程では無いと思います。)
つかさは、かがみとみゆきと自分を比較して、どこかで引け目を感じ、今ほど天真爛漫ではなかったと思います。
みゆきは、こなたと接する事で、積極性が引き出されていると思います。こなたが居なければ、もっと大人しかったと思います。
これは勿論、こなたにも言える事で、かがみ達が居たからこそ、あんなに楽しそうにしているのだと思います。
EDで、つかさとみゆきが『ドラえもんのうた』を歌っていましたが、最終的には、こなたもかがみも一緒になって歌っていたと思います。
今回、このシーンが一番微笑ましくて、楽しかったです。
10話のコメント、ありがとうございました。折角送ってくれたのに、返事が遅れてすいませんでした。
11話の感想は、明日完成予定です。12話の感想はすぐに書こうと思います。
いつもお世話になっています。次回の感想も楽しみにしています。
yukita | 2007年06月26日(火) 01:13 | URL | コメント編集
>yukitaさん
どうもこんばんは~。
まったくもって、yukitaさんの仰るとおりだと思います。つまり、彼女たちは素晴らしい友達である、というか『なった』かつ『なっている』、そしてこれからも『なり続ける』んだと思います。
お互いの本心や、良い面を引き出せる、素晴らしい関係――ちょっと言い過ぎかもしれないけど――に『なった』かつ『なっていく』のが彼女たち、なんでしょうね、きっと。
だからこんなに、見ていて心地よいのに、同時に不安な感じ(こなたのオタにかがみ他が付いていけない所とか)があるのかなぁという、気もします。
正直この辺、これから書こうと思ってる12話感想と被るので、何とも書きづらいのですが(笑)
>12話の感想はすぐに書こうと思います。
おお、おお!早い!yukitaさんが、遂に!
いやはや、楽しみにしてますよ~。
どうもこんばんは~。
まったくもって、yukitaさんの仰るとおりだと思います。つまり、彼女たちは素晴らしい友達である、というか『なった』かつ『なっている』、そしてこれからも『なり続ける』んだと思います。
お互いの本心や、良い面を引き出せる、素晴らしい関係――ちょっと言い過ぎかもしれないけど――に『なった』かつ『なっていく』のが彼女たち、なんでしょうね、きっと。
だからこんなに、見ていて心地よいのに、同時に不安な感じ(こなたのオタにかがみ他が付いていけない所とか)があるのかなぁという、気もします。
正直この辺、これから書こうと思ってる12話感想と被るので、何とも書きづらいのですが(笑)
>12話の感想はすぐに書こうと思います。
おお、おお!早い!yukitaさんが、遂に!
いやはや、楽しみにしてますよ~。
コメントを投稿する
この記事のトラックバックURL
→http://bdkiss.blog54.fc2.com/tb.php/358-378a3aea
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
(アニメ感想) らき☆すた 第11話 「いろんな聖夜の過ごし方」
TVアニメ「らき☆すた」OP主題歌 もってけ!セーラーふく流れ星を見たと話すこなた。一体は彼女は、星にどんな願いをかけたのだろか・・・。
2007/06/19(火) 03:40:58 | ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人
いろんなアニメの楽しみ方がありますよね。 あるあるって共感したり、裏を読み込んだり。 でもどれが正解ってことはなくて、それぞr ええっ?!もう終わり?!次回「4行で書こう」
2007/06/19(火) 12:27:45 | Old Dancer's BLOG
らき☆すた 現時点での評価:3.5~ [] チバテレビ : 04/08 24:00~ サンテレビ : 04/10 24:00~ テレビ埼玉 : 04/08 25:30~ 東北放送 : 04/10 26:00~ RKK熊本放送 : 04/08 26:20~ 東京MXテレビ : 04/11 25:30~ テレ....
2007/06/19(火) 13:09:07 | アニメって本当に面白いですね。
「2学期末の試験にクリスマス…今週もついやってしまいそうなお話の」「らき☆すた第11話いろんな聖夜の過ごし方」「どんだけ~っ」「…どんだけ」「ラジオもそうですが」「今週は黒すぎでしたねつかさは」「そ、そうね…本性が出てたわね」「どんだけ~っ」「電車に乗っ...
2007/06/19(火) 13:43:13 | 翔太FACTORY+Zwei
/ \ /\ / し (>) (<)\ そろそろこな×かがの仲が進展してるはず! | ∪ (__人__) J | ________ \ u `⌒´ / | |
2007/06/19(火) 14:22:39 | 白狼PunkRockerS
いろんな聖夜の過ごし方'''流れ星'''メルヘンみゆき。画像は諸事情により割愛'''電車'''うむ、さすがかがみん。箸をくわえたまま考えるという私好みの萌えポーズを(*´∀`)[[attached(1,center)]][[attached(
2007/06/19(火) 14:38:35 | 紅日記~ベニッキ~
いろんな聖夜の過ごし方流れ星メルヘンみゆき。画像は諸事情により割愛電車うむ、さすがかがみん。箸をくわえたまま考えるという私好みの萌えポーズを(*´∀`)今日の柊姉妹のお弁当はつかさ担当
2007/06/19(火) 14:40:47 | 紅日記~ベニッキ~弐号館
前回流れ星を見たときにかがみが願い事を3回言うなんて現実的に無理と言った話題をみゆきさんに聞かせるみゆき「私だったら見惚れて願い事は言えなさそうですね。まぶしく輝く素敵な星を見て幸せな気持ちになるのを受け
2007/06/19(火) 14:59:25 | ムメイサの隠れ家
= 第11話 「いろんな聖夜の過ごし方」 ={{{梅雨ですねぇ・・・orz天気に影響されやすい拙者は当然のごとく毎日ローテンション。夏バテもすでに始まっていて、食欲ナッスィングです・・・(汗)拙者の場合は五月病ではなく、六月病の方がふさわしいかも。らき☆すたの舞台では
2007/06/19(火) 15:21:31 | MEGASSA!!
らき☆すた 第11話のキャプ感想です♪今回はデジャヴだらけwww無駄にキャプが多いですが数だけは自信あり♪(シンデコイ
2007/06/19(火) 15:58:48 | 紅蓮の煌き
あまりの会話の多さに寝た!\(^O^)/
2007/06/19(火) 16:39:14 | まごプログレッシブ:Part2~Scenes From A Memory~
誰かさんが黒かったり、誰かさんがやっと出てきたと思ったら一瞬出てきたりで…今回は悲しかったり面白かったりでした!で、結局前話の『かがみ様』と『ツンデレ』については何も無かったと…気にするだけ
2007/06/19(火) 18:27:33 | TipGatherEngine
都会だとあまり星が見えないんですかね?うちは田園風景広がる田舎なので晴れている日なら綺麗な星空が見えますよ。まぁ実際流れ星をみても、みゆきちゃんみたいにロマンは感じませんけどねw今回のアルアルネタは、心をくすぐる程度で微妙な所をついて来ますね。...
2007/06/19(火) 18:58:42 | よう来なさった!
11話関連:らき☆すた 第10話 「願望」もってけ!セーラーふく 発売! 全歌詞掲載!!!▼fc2ランキング
2007/06/19(火) 19:25:41 | 日頃CALAMITY
今回アドリブ多すぎだろ^^どんどんアフレコのハードル高くなってるって本当なのね(笑)季節は12月!もうすぐ冬休みです。この前中間テストをやったかと思ったら、もう期末テストですか。2学期ってそうだった
2007/06/19(火) 19:53:51 | かがみのひだまり日誌
「こんなちびっこに夢を求める男たちっていったい・・・」サーセンwwwwだがしかし、アニメ業界はそんなキモオタたちのおかげで成り立ってるんだぞかがみん!今週は先週にくらべて静かーな回って印象でした。小ネタでところどころ笑うみたいな。↓これとかそうですねwこ
2007/06/19(火) 20:02:10 | ひきこもりかけぶろぐ
らき☆すた 第11話感想いきます。
2007/06/19(火) 20:24:11 | AAA~悠久の風~
■らき☆すた■
2007/06/19(火) 20:38:13 | King Of ヘタレ日記
あー、もう11話なのね。今回も劇中に臭いネタがありましたねwでも、その割りには今回の脚本はあんまりエッヂが効いてない感じだったので、ヤマカンじゃあないなあとは思ってましたが、案の定違いました。と
2007/06/19(火) 22:20:20 | Tsukasa blog(仮)
らき☆すた 1 限定版 正解は、セバスチャンでした~。残念っ。
2007/06/20(水) 00:09:04 | ワタシ式ドロップス
日常ネタ盛りだくさん。
2007/06/20(水) 01:31:55 | Hiroy's Blog
「いろんな聖夜の過ごし方」
2007/06/20(水) 21:38:47 | 本を読みながら日記をつけるBlog
・・・・そういや「こんな事いいな出来たらいいな」の「ドラえもんのうた」も今では使われてないらしいですね。ドラえもんだと声優変更が何かと粘着されたりしますが、実はOP変更の方が深刻な問題なんかじゃないかとね
2007/06/20(水) 21:40:17 | 【非公式】世界日本ハムの哀れblog@非公式
あきら様次回本編降臨 らき☆すた11話「いろいろな聖夜の過ごし方」
次回いよいよ、本編にあきら様のご降臨!!いやぁラッキーチャンネルと本編とを区別して考えていたので、本編参加を意外に感じていたり。駄目だなぁ自分。そんなあきら様を本編でこなたが「腹黒い」と形容していたのは面
2007/06/20(水) 22:08:14 | 失われた何か
「いろんな聖夜の過ごし方」先週は体調が悪かったので感想が短めのうえ、トラックバックも5個で疲れました。そして今回も暑さでバテ気味のため記事を書くのが遅れました。つかさは本当はこなたのことが嫌いなのだろうかと思ったんですが(・_・;)「こなちゃんのくせに」と言
2007/06/21(木) 02:03:58 | Anellia Neo
まず一言!= 『売れ残りやないんや…売れ残りやないんやぁ!ウチが買おたんやから…』 ={{{by黒井ななこ(二十七歳・独身)}}}さ、寂しい、寂しすぎるよ~ななこ先生!(T▽T)ダァー おーい、あきら、「らっきー☆ちゃんねる」で{{{ななこ先生のお相手を募集}}}したってや
2007/06/21(木) 06:40:45 | 或る書店員の戯言
こなた@サンタコスvsかがみ@巫女コス!?聖夜でもサンタコスでバイト。ネトゲな先生…強く生きてください(涙)どっちもしたくない聖夜の過ごし方(^^;▼ 第11話 『いろんな聖夜の過ごし方』 星に願いを…東京
2007/06/24(日) 18:16:42 | SERA@らくblog
第11話 「いろんな聖夜の過ごし方」流れ星…か。眩しい!みゆき、まぶしすぎる。電車、寝過ごす…。浅草まで。電車って眠たくなるのかぁ…。寝て乗り過ごすなんてことあるなぁ…。なぜ…5分なんだろ…。
2007/06/24(日) 23:10:45 | デバイス!マキシマム ブログ
レビュー・評価:らき☆すた/第11話「いろんな聖夜の過ごし方」
品質評価 18 / 萌え評価 35 / 燃え評価 6 / ギャグ評価 14 / シリアス評価 6 / お色気評価 29 / 総合評価 18レビュー数 48 件 小さい頃、「サンタクロース」を信じていた子も多い。つい興味が湧き「サンタ」さんのことをもっと知りたくなった子もいる。ただ知れば知るほど、
2007/06/26(火) 02:21:47 | ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン
こんばんは、yukitaです。今回僕の視聴局(サンTV)で、野球放送が延長されたので、20分開始がずれました。それはまあ、良いのですが一つ問題が…。「放送時間延期のテロップが、4回も流れたー!」阪神タイガ
2007/06/30(土) 03:20:34 | yukitaの想い出日誌
こんばんは、たこーすけです。ようやく脱稿しました。長かった…あ。というか、長いです。ちょー長いです。まじで(苦笑)(2007-07-15 01:10)ちょろっと修正。「らき☆すた」第11話を視聴しましたので、その感想を書きたいと思います。原作は単行本第1巻から第4巻まで
2007/07/15(日) 01:15:50 | たこーすけの、ちょろっと感想
| BLOGTOP |