2007'08.02 (Thu) 03:21
めっちゃ久しぶりのコードギアス。
今までのあらすじとかどんなだっけ?と思い、自分の過去の感想見てみたら……
http://bdkiss.blog54.fc2.com/blog-category-22.html
>シーツーさんが素敵すぎるよ!
>シーツーさんが可愛すぎるよ!
>シーツーさんに罵倒されたい、シーツーさんに足蹴にされたい、シーツーさんの子分でも家来でも召使でも執事でも何でもいいからなりたい。
>シーツーさんには「さん」つけろ!ユティさま(ヒロイックエイジ)には「さま」な!
そんなことしか書いてなくて絶望しすぎた。
なんだオレ、大丈夫かオレ、いや絶対大丈夫じゃない。これはアレですよ、多分ギアス的なものをかけられてシーツーさんに絶対服従というチャームの魔法の悲劇の喜劇……。
でも。


ルルーシュ視点でシーツーさんがキスしてくる場面には海よりも深く空よりも高く宇宙よりも広い興奮と感動と驚愕を覚えざるをえないつーか、死ぬかと思った。
てゆうかね、みんなシーツーさまの(さまにランクアップしました)素晴らしさをもっと知るべきなんですよ。
あ、僕の昔の感想を見返したらあんなのでして、「何でスザクこんな切れてんの?」「そもそも今、何やってるトコだっけ?」とかのあらすじとかさっぱり分かんなくて、つーかシーツーさんが素晴らしいということ以外何一つ分からなかったので、以下シーツーさんのことしか書きません(断言)(でも一言だけいわせて頂くと、ヤンデレ化してイッちゃっていたニーナにはかなりキュンッってきた)(そんなことをわざわざ言いますか僕は)。
素晴らしき『ドS』のシーツーさま。
(詳しくは過去ログ参照!)(んなもん参照させるな)
そも、超極論を言うと、ドSという行為は相手に対する依存であって、つまり相手がいなければその行為が成しえないのだからこそ、相手がいなければ成しえない行為を(キャラクター要素の)中核に置かれているキャラクターはすべからく相手という存在が居るという状態に依存しているのです―――という超極論はひとまず置いておいて。
シーツーさん自体はルルーシュに依存しているか?といえば、答えはノーでしょう。少しくらいは依存しているか?と問われれば、微妙にイエス、といった感じでしょうか。
もともと、シーツーさんはルルーシュに、"その機能面において"、多少は依存しておりました。自分の目的を果たす為の道具としてのルルーシュ。ギアス能力を分け与えたパートナーとしてのルルーシュ。
ルルーシュの生い立ち、能力などから……この先に至る手段としてルルーシュを必要としていたのですが、それは同時に、ルルーシュであるという必然性を欠いたものでもありました。
ギアス能力は誰にでも分け与えられるものではないですが、それでも、ルルーシュ以外にも分け与えられるであろう可能性は示されており、その点において、別にルルーシュである必然性は無かったのです。
シーツーさんにルルーシュが必要か?と問われればイエスですが、ルルーシュでなくてはならないのか?と問われれば確実にノーになる、その程度の繋がりでした。
だからこそ、彼らが結んだのは『契約』なのです。
お互いの機能・目的、その利害関係の一致(ルルからすれば有無を言えないものでしたが)と共有性から紡ぎ出された関係―――当初のシーツーとルルーシュの間柄は、その程度のものでした。
しかし、それが、いつからか逆転していく。
シーツーさんの孤独の深さは、語るまでもないでしょう。
普通の人間の何倍もの時を生き、普通の人間の何十倍もの別れを経験する。それほどまでの歩みをもってしまったのなら、もはや「寂しい」なんて感情すら風化してしまうんじゃないか―――そう思わせるほどの、シーツーさんの孤独。
シーツーさんとルルーシュの出会いは……そんなシーツーさんの孤独を、とても埋めれるものではないけれど、一緒に戦ったり、一緒に過ごしたり、草葉の陰からルルーシュのことを見守ったり、少しは自分の過去を見せたり(見られたり)……そんな程度で、とてもとても、シーツーさんの孤独は埋まらないけれど……それでも、二人の距離は、少しづつ縮まっていく。

「ひとりじゃないだろう」
「俺たちは共犯者」
「お前が魔女なら、俺が魔王になればいいだけだ」
そして、その縮まった距離が、完全に、埋まる。
不死身(と思われる)シーツーさんは完全にひとりぼっち。全ての者は自分より早く死んで、全ての者は自分から失われていく。魔女として忌み嫌われ、魔女として蔑まれ、魔女として孤立する。この立場には、他に人間は誰もいない。いることは出来ない。だからひとりぼっち。
肉体的にも、精神的にも。
そこには、誰も立てない。誰も居ない。
人間はひとりもいない。人間ではひとりもいけない。
でも、それを。そこが誰も居ない所ならば。魔女が一人ならば。人間では無理ならば。ならば、魔王になって"そこにいる"。だからシーツーにこう言う、「ひとりじゃないだろ」。
そして……この幻の空間で生み出された幻のような言葉を、シーツーは信じる。だから……
精神の距離は埋めた。けれど、ルルーシュは不死身ではない。いつかは死ぬかもしれない。またシーツーはひとりぼっちになるかもしれない。
じゃあ、肉体の距離は?
それはこうやって、埋めるのです。

深い孤独。
機能と目的に沿った契約の関係。
部分部分の邂逅の中で、僅かながらも埋まる溝。
でも、その間にあるものは、決定的で。
シーツーはどこまでもヒトじゃなくて。だからシーツーはどこまでもひとりで。
でも。
ルルーシュは、その溝を、みずから飛び越えてくれた。みずから魔王になってくれた……。
『契約』で結ばれた関係とは、違う関係。
シーツーさんにとっては、代替の利かない、必然性を持ったルルーシュという存在。
距離は、完全に埋まったのです。
だから、シーツーさんはもう、ひとりじゃない。
『ゼロ』というのは、はじまりなのか終わりなのか。
全てを失って、全てが無くなる……『ゼロ』になること、これは終わりです。
全てを手にする可能性、全てに出会う可能性……『ゼロ』であること、これは未来へのはじまりの可能性です。

シーツーさんにとっては。

「幸せを願う」という人間のように、ルルーシュの「幸せ」を求めてはじめたこれまでの行動―――その結実への道を助けるという、シーツーさんにとっての「幸せ」を求めるこの行動は。
そのようなことが出来るという、新しいシーツーさんのはじまり。
このまま海の底に暗く深く沈んでいくという、シーツーさんの終わり。
ヒトが、幸せを求める存在であるように。シーツーさんも、彼女の幸せ―――ルルーシュを助けること―――を求めて、この行動をおこす。……つまりは、シーツーさんも『ヒト』だった、ということです。
シーツーさんはルルーシュに依存しているか?
初めは必然性の無い関係、いくらでも代替の利く存在。
それがいつしか近しい存在になって。
最後には、『同じ』存在になって。
そして、人間のように、ルルーシュの『幸せ』、その目的のために、己の身を、犠牲にする。
……その意味で。その"機能"が発揮される時だけを見れば。シーツーさんは、ルルーシュに依存しているといえるでしょう。
そして、ここで至ったシーツーさんの新たなはじまりもまた、海の藻屑となりゼロとなる……。
WEB拍手を送る
って、書いてて気付いた!(遅っ)
何だコレ、シーツーさん死んじゃったのか!?
ちょっ、まて、おま、えっ……っていうか、えーーー!
死なないシーツーさんだけど、心中とか言ってるし、えーーーー!
十中八九多分大丈夫だと思うけど(大丈夫だと信じ込んでるけど)、シーツーさんが死んでたらもうコードギアスは見ませ(ry
頼むから。
今までのあらすじとかどんなだっけ?と思い、自分の過去の感想見てみたら……
http://bdkiss.blog54.fc2.com/blog-category-22.html
>シーツーさんが素敵すぎるよ!
>シーツーさんが可愛すぎるよ!
>シーツーさんに罵倒されたい、シーツーさんに足蹴にされたい、シーツーさんの子分でも家来でも召使でも執事でも何でもいいからなりたい。
>シーツーさんには「さん」つけろ!ユティさま(ヒロイックエイジ)には「さま」な!
そんなことしか書いてなくて絶望しすぎた。
【More】
なんだオレ、大丈夫かオレ、いや絶対大丈夫じゃない。これはアレですよ、多分ギアス的なものをかけられてシーツーさんに絶対服従というチャームの魔法の悲劇の喜劇……。
でも。


ルルーシュ視点でシーツーさんがキスしてくる場面には海よりも深く空よりも高く宇宙よりも広い興奮と感動と驚愕を覚えざるをえないつーか、死ぬかと思った。
てゆうかね、みんなシーツーさまの(さまにランクアップしました)素晴らしさをもっと知るべきなんですよ。
あ、僕の昔の感想を見返したらあんなのでして、「何でスザクこんな切れてんの?」「そもそも今、何やってるトコだっけ?」とかのあらすじとかさっぱり分かんなくて、つーかシーツーさんが素晴らしいということ以外何一つ分からなかったので、以下シーツーさんのことしか書きません(断言)(でも一言だけいわせて頂くと、ヤンデレ化してイッちゃっていたニーナにはかなりキュンッってきた)(そんなことをわざわざ言いますか僕は)。
素晴らしき『ドS』のシーツーさま。
(詳しくは過去ログ参照!)(んなもん参照させるな)
そも、超極論を言うと、ドSという行為は相手に対する依存であって、つまり相手がいなければその行為が成しえないのだからこそ、相手がいなければ成しえない行為を(キャラクター要素の)中核に置かれているキャラクターはすべからく相手という存在が居るという状態に依存しているのです―――という超極論はひとまず置いておいて。
シーツーさん自体はルルーシュに依存しているか?といえば、答えはノーでしょう。少しくらいは依存しているか?と問われれば、微妙にイエス、といった感じでしょうか。
もともと、シーツーさんはルルーシュに、"その機能面において"、多少は依存しておりました。自分の目的を果たす為の道具としてのルルーシュ。ギアス能力を分け与えたパートナーとしてのルルーシュ。
ルルーシュの生い立ち、能力などから……この先に至る手段としてルルーシュを必要としていたのですが、それは同時に、ルルーシュであるという必然性を欠いたものでもありました。
ギアス能力は誰にでも分け与えられるものではないですが、それでも、ルルーシュ以外にも分け与えられるであろう可能性は示されており、その点において、別にルルーシュである必然性は無かったのです。
シーツーさんにルルーシュが必要か?と問われればイエスですが、ルルーシュでなくてはならないのか?と問われれば確実にノーになる、その程度の繋がりでした。
だからこそ、彼らが結んだのは『契約』なのです。
お互いの機能・目的、その利害関係の一致(ルルからすれば有無を言えないものでしたが)と共有性から紡ぎ出された関係―――当初のシーツーとルルーシュの間柄は、その程度のものでした。
しかし、それが、いつからか逆転していく。
シーツーさんの孤独の深さは、語るまでもないでしょう。
普通の人間の何倍もの時を生き、普通の人間の何十倍もの別れを経験する。それほどまでの歩みをもってしまったのなら、もはや「寂しい」なんて感情すら風化してしまうんじゃないか―――そう思わせるほどの、シーツーさんの孤独。
シーツーさんとルルーシュの出会いは……そんなシーツーさんの孤独を、とても埋めれるものではないけれど、一緒に戦ったり、一緒に過ごしたり、草葉の陰からルルーシュのことを見守ったり、少しは自分の過去を見せたり(見られたり)……そんな程度で、とてもとても、シーツーさんの孤独は埋まらないけれど……それでも、二人の距離は、少しづつ縮まっていく。

「ひとりじゃないだろう」
「俺たちは共犯者」
「お前が魔女なら、俺が魔王になればいいだけだ」
そして、その縮まった距離が、完全に、埋まる。
不死身(と思われる)シーツーさんは完全にひとりぼっち。全ての者は自分より早く死んで、全ての者は自分から失われていく。魔女として忌み嫌われ、魔女として蔑まれ、魔女として孤立する。この立場には、他に人間は誰もいない。いることは出来ない。だからひとりぼっち。
肉体的にも、精神的にも。
そこには、誰も立てない。誰も居ない。
人間はひとりもいない。人間ではひとりもいけない。
でも、それを。そこが誰も居ない所ならば。魔女が一人ならば。人間では無理ならば。ならば、魔王になって"そこにいる"。だからシーツーにこう言う、「ひとりじゃないだろ」。
そして……この幻の空間で生み出された幻のような言葉を、シーツーは信じる。だから……
精神の距離は埋めた。けれど、ルルーシュは不死身ではない。いつかは死ぬかもしれない。またシーツーはひとりぼっちになるかもしれない。
じゃあ、肉体の距離は?
それはこうやって、埋めるのです。

深い孤独。
機能と目的に沿った契約の関係。
部分部分の邂逅の中で、僅かながらも埋まる溝。
でも、その間にあるものは、決定的で。
シーツーはどこまでもヒトじゃなくて。だからシーツーはどこまでもひとりで。
でも。
ルルーシュは、その溝を、みずから飛び越えてくれた。みずから魔王になってくれた……。
『契約』で結ばれた関係とは、違う関係。
シーツーさんにとっては、代替の利かない、必然性を持ったルルーシュという存在。
距離は、完全に埋まったのです。
だから、シーツーさんはもう、ひとりじゃない。
『ゼロ』というのは、はじまりなのか終わりなのか。
全てを失って、全てが無くなる……『ゼロ』になること、これは終わりです。
全てを手にする可能性、全てに出会う可能性……『ゼロ』であること、これは未来へのはじまりの可能性です。

シーツーさんにとっては。

「幸せを願う」という人間のように、ルルーシュの「幸せ」を求めてはじめたこれまでの行動―――その結実への道を助けるという、シーツーさんにとっての「幸せ」を求めるこの行動は。
そのようなことが出来るという、新しいシーツーさんのはじまり。
このまま海の底に暗く深く沈んでいくという、シーツーさんの終わり。
ヒトが、幸せを求める存在であるように。シーツーさんも、彼女の幸せ―――ルルーシュを助けること―――を求めて、この行動をおこす。……つまりは、シーツーさんも『ヒト』だった、ということです。
シーツーさんはルルーシュに依存しているか?
初めは必然性の無い関係、いくらでも代替の利く存在。
それがいつしか近しい存在になって。
最後には、『同じ』存在になって。
そして、人間のように、ルルーシュの『幸せ』、その目的のために、己の身を、犠牲にする。
……その意味で。その"機能"が発揮される時だけを見れば。シーツーさんは、ルルーシュに依存しているといえるでしょう。
そして、ここで至ったシーツーさんの新たなはじまりもまた、海の藻屑となりゼロとなる……。
WEB拍手を送る
って、書いてて気付いた!(遅っ)
何だコレ、シーツーさん死んじゃったのか!?
ちょっ、まて、おま、えっ……っていうか、えーーー!
死なないシーツーさんだけど、心中とか言ってるし、えーーーー!
十中八九多分大丈夫だと思うけど(大丈夫だと信じ込んでるけど)、シーツーさんが死んでたらもうコードギアスは見ませ(ry
頼むから。
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レビュー・評価:コードギアス 反逆のルルーシュ/Stage24『崩落のステージ』・25『ゼロ』
品質評価 15 / 萌え評価 10 / 燃え評価 6 / ギャグ評価 16 / シリアス評価 35 / お色気評価 19 / 総合評価 17レビュー数 320 件 24話『崩落 の ステージ』一斉蜂起したイレヴン達を率いてブリタニア政庁を目指す黒の騎士団。それを迎え撃つべく出陣するコーネリア。その租
2007/08/02(木) 13:55:27 | ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン
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