2007'09.06 (Thu) 05:00
これだけじゃ足りないけど、メモ的に。


「お母さんいなくて寂しいか?」との問に、「別に」と返すこなた。
当たり前ですけど、ここで「そうだよ」なんて返すわけはありませんね。「父親一人しかいないけど寂しい思いはさせない」とそうじろうが思ってきたかどうかは分かりませんが、そういう思いがあるにしろないにしろ、そういう目でこなたが父親を見てきたかどうかは分かりませんが、少なくとも、そんなことを言ったら、父親を傷つけてしまう(可能性が高い)のは明白。
とはいえ、ここで「全然寂しくないよ」と返すこともしません。これは大げさに(あくまで大げさに)言えば、お母さんの否定にも繋がってしまうからですね。もしかなたが生きていたら、今より全然寂しくなかったかもしれない。もしかなたが生きていたら、今よりもっと楽しかったかもしれない。そのことを否定しない。そのことを否定しないことは、むしろどちらかというと寂しさを増長させることになってしまうのだけど、それでもそれを通す。死者にこのような気の遣い方をする。こういうところから、こなたの『母を想う気持ち』が垣間見えるような気がしますね。
また「お母さんのことあまり知らないから」という台詞にも、こなたの想いの節々が垣間見えます。今回のこのシーンで、幾度か自分から母のことを尋ねていたように、興味が無い、ということではないでしょう。恐らくは、「知ってもどうしようもない」、こういった思いが働いているのではないでしょうか。かなたのことを深く知って、もしもかなたのことが好きになってしまったら、もしもかなたに会いたいとか思ってしまったら。そんな感情を抱いても、勿論、どうすることも出来ません。そうじろうに(色々な意味で)気を遣って、という側面もあるのでしょうが、ここら辺のシーンのこなたの「別に集中していない・真剣でない」という感じ(普段に比べ格段に弱い茶化しなどから、程度は分かりませんが普段よりは「真剣」ではあったと思うのですが)(というか、単純に、普段と雰囲気が全く違いますね)は、知りたいに敢えて(少し意識して)そっぽを向いている、そのような内面が彼女の中にあるのではないか、と思わせる作りでした。
逆に言うと、「こうする必要がある」くらいに、こなたは母のことを想っている、そういう面がよく出ていたのではないでしょうか。


「お母さんいなくて寂しいか?」との問に、「別に」と返すこなた。
【More】
当たり前ですけど、ここで「そうだよ」なんて返すわけはありませんね。「父親一人しかいないけど寂しい思いはさせない」とそうじろうが思ってきたかどうかは分かりませんが、そういう思いがあるにしろないにしろ、そういう目でこなたが父親を見てきたかどうかは分かりませんが、少なくとも、そんなことを言ったら、父親を傷つけてしまう(可能性が高い)のは明白。
とはいえ、ここで「全然寂しくないよ」と返すこともしません。これは大げさに(あくまで大げさに)言えば、お母さんの否定にも繋がってしまうからですね。もしかなたが生きていたら、今より全然寂しくなかったかもしれない。もしかなたが生きていたら、今よりもっと楽しかったかもしれない。そのことを否定しない。そのことを否定しないことは、むしろどちらかというと寂しさを増長させることになってしまうのだけど、それでもそれを通す。死者にこのような気の遣い方をする。こういうところから、こなたの『母を想う気持ち』が垣間見えるような気がしますね。
また「お母さんのことあまり知らないから」という台詞にも、こなたの想いの節々が垣間見えます。今回のこのシーンで、幾度か自分から母のことを尋ねていたように、興味が無い、ということではないでしょう。恐らくは、「知ってもどうしようもない」、こういった思いが働いているのではないでしょうか。かなたのことを深く知って、もしもかなたのことが好きになってしまったら、もしもかなたに会いたいとか思ってしまったら。そんな感情を抱いても、勿論、どうすることも出来ません。そうじろうに(色々な意味で)気を遣って、という側面もあるのでしょうが、ここら辺のシーンのこなたの「別に集中していない・真剣でない」という感じ(普段に比べ格段に弱い茶化しなどから、程度は分かりませんが普段よりは「真剣」ではあったと思うのですが)(というか、単純に、普段と雰囲気が全く違いますね)は、知りたいに敢えて(少し意識して)そっぽを向いている、そのような内面が彼女の中にあるのではないか、と思わせる作りでした。
逆に言うと、「こうする必要がある」くらいに、こなたは母のことを想っている、そういう面がよく出ていたのではないでしょうか。
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