2007'11.01 (Thu) 04:45
原作プレイ済みです。でもなんか、結構沢山忘れてます。やばい。
※以下には、京都アニメーションの「CLANNAD」4話までの内容が含まれています。
アニメのネタバレになりますので、閲覧の際にはご注意下さい。
「仲間を探そう」
演劇部の仲間を探す朋也。知ってる人に、声をかけつつ誘いつつ。
何だって演劇部員探しの手伝いなんてするのか、何だって渚の手助けをするのか。
そこに、なんだか加わる春原。最初は「面白そうなことやってるじゃん」という興味。「パンが貰える」というウソ情報(あながち嘘でもないけど)を聞いてからは、それが目的。でも、渚と接していくうちに、
そして、仲間を探している中心の、渚。コメディなシーンなのでついつい流してしまいそうになりますが、彼女だって仲間を探す為の一歩を歩んでいる。

涼の方は勘違いしていたとはいえ、最初は遠く離れた位置関係にある渚と涼、渚が一歩近づけば涼が一歩離れてしまうほどだったのに、渚の熱意が、その一生懸命さが、知らぬ間にふたりの距離を縮めて、やがて手を取ってお願いにまでこぎつけている。
こちらを見やる生徒に笑顔で手を振ることさえ出来なかった渚が、勇気を出して、つまり自分で決めた「頑張る」ことに対して、手を振る以上の、圧倒的な距離の縮め方をする。
これが成長なのか、それとも渚はもともとそういう子で、ひとり留年した孤立から接触に対する(恐れ?諦め?上手い言葉が見つかりません)が加速されたのか……どちらなのかは分かりませんが、どちらにしろ、渚はあの立ち止まっていた坂道の途中から、少しづつ前に歩めているのでしょう。
もうひとり、仲間を探している人。姉の結婚式を祝ってくれる人を探している、風子。
彫刻をプレゼントしては、姉の結婚式に来て一緒に祝ってくださいと頼むだけの、端から見れば意味不明に近い、風子基準(かわいいものプレゼントで嬉しい)に則った強引な仲間集め。一部では呪いのアイテムとさえ呼ばれています。

でも……。やり方は非効率を通り越して強引なくらいだけど。
その表情は。切実な想いがどれだけ詰め込まれているのか分からなくなるほどに切実で、真剣なその表情は。
その行動は。何処にも行かずただ延々と木を彫り続けただ延々とそれを人に渡す。どれだけの想いがあったらそんなことが出来るのか分からなくなるほどに一心不乱で、真剣で、切実なその行動は。
それらから、この風子にとって、これらのこと――木を削り、人にあげ、お姉ちゃんの結婚式を祝ってもらうこと――が、どれだけ大事なことなのか、ということが伝わってくる。
真剣な想いを集めて。一心不乱な想いを削って。切実な想いを他者にぶつける。
それは、そんなのでは、今の所は、全然、人が集る、お姉ちゃんの結婚式を祝ってくれる仲間が集る気配はないけれど。
いつかこの想いは届くのでしょうか。彫刻を貰った、想いをぶつけられた人たちに。今もなお病室で眠る彼女を見守る、風子の姉に。

なんだかんだいって、毎度毎度、律儀に春原の相手をする智代さん。
「律儀」という言い方は悪くないんじゃないかなー、とは思います。第1回での、学校にやって来た他校の不良を相手にしたときも、そう。自分に向かってくるのならば、それを真摯に受け止める。毎度毎度飽きもせずやってくる春原を、毎度毎度正面から受け止める。もう春原がどういう目的で来ているのか、どういったことを言うのか分かっていてもおかしくないのに、毎回ちゃんと話を聞いて、ちゃんと春原に付き合って、怒ったり落胆したりする。
自分にやってくることに、全部正面から向き合う。
いちいち話を聞いて、いちいち感情を揺らがせて、いちいち相手をしてくれる。
この智代もまた、朋也たちと、ある意味『仲間』と言えるのではないでしょうか。
相手の考えを早急に推測しない。「やっぱり私をからかったんだな…」と、(「やっぱり」の言葉通り)そうなるだろう分かっていても、全てを受け止めて、それからしっかり結論(蹴りや落胆)を出す。
相手の言動を真に受けて、自分の言動は邪なものを含まないでいる。打算、計略……巧妙な駆け引きからは、遠い場所にいる。
そんな、不器用な真っ直ぐさ。
さて!なんだかさっきから原作のネタバレ書きそうでガクブルものな僕です!
勇気で歩み出すもの。真摯な想いを届かそうとするもの。努力と意思で歩み続けているもの。たぶん立ち止まっているもの(すのぴー)。そしてもう一人。「ほら、行こうぜ」と背中を押すことが出来たもの。
道はそれぞれ違っても。その真っ直ぐさという共通点は、とてもちっぽけで儚いものだけど、でもだからこそ、誰もが強く持っているものではないからこそ、『仲間』と呼べるかもしれない。そんな彼らの物語はどう綴られるのか!だからネタバレ書きそうなんだって!(原作知らない方へ:別にこの文章が煽りになってるわけじゃないんで、気にしないで下さってオッケーです。なんかもー、なんて書いていいのか分からなくて)
今回は、見ながらメモでドカーと書いてしまったので、あと時間がなくて、さらに4・5日文章書いてなかったらもうどう書いていいのか分からなくて、(普段に比べると)超短くなってしまいました。なんかまだまだ、拾えてない所や引っかかっている所、言葉にできてないコトが沢山ありまして、うーん、まだまだって感じです。プチ最悪です。
やー、でも、人様のサイトを見ていると、もっと鋭く、熱く、激しく見られていらっしゃる方が沢山おられまして。そういう所を拝見させていただくと、自分ももっと頑張らなきゃと、気持ちも改まってまいりました。
よし、次回は頑張るぞ!次回はホームランだぁ!(つづく)
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※以下には、京都アニメーションの「CLANNAD」4話までの内容が含まれています。
アニメのネタバレになりますので、閲覧の際にはご注意下さい。
【More】
「仲間を探そう」
演劇部の仲間を探す朋也。知ってる人に、声をかけつつ誘いつつ。
何だって演劇部員探しの手伝いなんてするのか、何だって渚の手助けをするのか。
そこに、なんだか加わる春原。最初は「面白そうなことやってるじゃん」という興味。「パンが貰える」というウソ情報(あながち嘘でもないけど)を聞いてからは、それが目的。でも、渚と接していくうちに、
「僕も本腰入れて渚ちゃんに協力するかなぁ。素直でいい子っぽいし、仲良くなれば学校も楽しくなりそうだしね」渚に少しだけ惹かれていく。パンが貰えるなんてインセンティブを別にして。
そして、仲間を探している中心の、渚。コメディなシーンなのでついつい流してしまいそうになりますが、彼女だって仲間を探す為の一歩を歩んでいる。
「ずっと悩んでたんです……。でも、勇気出そうって決めたんです」例えば、コメディシーンということを脳内から無理矢理排除して(あと百合チックイメージの背景映像なども無理矢理排除して)(むりやりかよ)見れば、あの渚が、朋也や春原が呼び出してくれたというきっかけがあったにせよ、知らない人にこんな無茶なお願い事をする、これだけでも十分な歩みだと思います。

涼の方は勘違いしていたとはいえ、最初は遠く離れた位置関係にある渚と涼、渚が一歩近づけば涼が一歩離れてしまうほどだったのに、渚の熱意が、その一生懸命さが、知らぬ間にふたりの距離を縮めて、やがて手を取ってお願いにまでこぎつけている。
こちらを見やる生徒に笑顔で手を振ることさえ出来なかった渚が、勇気を出して、つまり自分で決めた「頑張る」ことに対して、手を振る以上の、圧倒的な距離の縮め方をする。
これが成長なのか、それとも渚はもともとそういう子で、ひとり留年した孤立から接触に対する(恐れ?諦め?上手い言葉が見つかりません)が加速されたのか……どちらなのかは分かりませんが、どちらにしろ、渚はあの立ち止まっていた坂道の途中から、少しづつ前に歩めているのでしょう。
もうひとり、仲間を探している人。姉の結婚式を祝ってくれる人を探している、風子。
彫刻をプレゼントしては、姉の結婚式に来て一緒に祝ってくださいと頼むだけの、端から見れば意味不明に近い、風子基準(かわいいものプレゼントで嬉しい)に則った強引な仲間集め。一部では呪いのアイテムとさえ呼ばれています。

でも……。やり方は非効率を通り越して強引なくらいだけど。
その表情は。切実な想いがどれだけ詰め込まれているのか分からなくなるほどに切実で、真剣なその表情は。
その行動は。何処にも行かずただ延々と木を彫り続けただ延々とそれを人に渡す。どれだけの想いがあったらそんなことが出来るのか分からなくなるほどに一心不乱で、真剣で、切実なその行動は。
それらから、この風子にとって、これらのこと――木を削り、人にあげ、お姉ちゃんの結婚式を祝ってもらうこと――が、どれだけ大事なことなのか、ということが伝わってくる。
真剣な想いを集めて。一心不乱な想いを削って。切実な想いを他者にぶつける。
それは、そんなのでは、今の所は、全然、人が集る、お姉ちゃんの結婚式を祝ってくれる仲間が集る気配はないけれど。
いつかこの想いは届くのでしょうか。彫刻を貰った、想いをぶつけられた人たちに。今もなお病室で眠る彼女を見守る、風子の姉に。

なんだかんだいって、毎度毎度、律儀に春原の相手をする智代さん。
「律儀」という言い方は悪くないんじゃないかなー、とは思います。第1回での、学校にやって来た他校の不良を相手にしたときも、そう。自分に向かってくるのならば、それを真摯に受け止める。毎度毎度飽きもせずやってくる春原を、毎度毎度正面から受け止める。もう春原がどういう目的で来ているのか、どういったことを言うのか分かっていてもおかしくないのに、毎回ちゃんと話を聞いて、ちゃんと春原に付き合って、怒ったり落胆したりする。
自分にやってくることに、全部正面から向き合う。
いちいち話を聞いて、いちいち感情を揺らがせて、いちいち相手をしてくれる。
この智代もまた、朋也たちと、ある意味『仲間』と言えるのではないでしょうか。
相手の考えを早急に推測しない。「やっぱり私をからかったんだな…」と、(「やっぱり」の言葉通り)そうなるだろう分かっていても、全てを受け止めて、それからしっかり結論(蹴りや落胆)を出す。
相手の言動を真に受けて、自分の言動は邪なものを含まないでいる。打算、計略……巧妙な駆け引きからは、遠い場所にいる。
そんな、不器用な真っ直ぐさ。
さて!なんだかさっきから原作のネタバレ書きそうでガクブルものな僕です!
勇気で歩み出すもの。真摯な想いを届かそうとするもの。努力と意思で歩み続けているもの。たぶん立ち止まっているもの(すのぴー)。そしてもう一人。「ほら、行こうぜ」と背中を押すことが出来たもの。
道はそれぞれ違っても。その真っ直ぐさという共通点は、とてもちっぽけで儚いものだけど、でもだからこそ、誰もが強く持っているものではないからこそ、『仲間』と呼べるかもしれない。そんな彼らの物語はどう綴られるのか!だからネタバレ書きそうなんだって!(原作知らない方へ:別にこの文章が煽りになってるわけじゃないんで、気にしないで下さってオッケーです。なんかもー、なんて書いていいのか分からなくて)
今回は、見ながらメモでドカーと書いてしまったので、あと時間がなくて、さらに4・5日文章書いてなかったらもうどう書いていいのか分からなくて、(普段に比べると)超短くなってしまいました。なんかまだまだ、拾えてない所や引っかかっている所、言葉にできてないコトが沢山ありまして、うーん、まだまだって感じです。プチ最悪です。
やー、でも、人様のサイトを見ていると、もっと鋭く、熱く、激しく見られていらっしゃる方が沢山おられまして。そういう所を拝見させていただくと、自分ももっと頑張らなきゃと、気持ちも改まってまいりました。
よし、次回は頑張るぞ!次回はホームランだぁ!(つづく)
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こんばんは、たこーすけです。「CLANNAD」第4話…あ。いえ、今回から一応「話」じゃなくて「回」にしておこうかと思います。「CLANNAD」第4回を視聴しましたので、その感想を書きたいと思います。原作ゲームは未プレイです。以下、原作未プレイ者が好き勝手に感想を書いて
2007/11/10(土) 04:43:53 | たこーすけの、ちょろっと感想
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2007/11/11(日) 00:39:06 | yukitaの想い出日誌
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