2007'11.02 (Fri) 05:44
ホントは、クラナドの放送見たらさっさと寝るつもりだったんですよ。
クラナド見終わって、テレビ消して電気消して、布団に入って、さあ寝ようと思ったのだけど……ね、寝れない!!
だ、だって、だって、あんないいもの見ちゃったら簡単には眠れないじゃないですかー!!
ということで、布団の中で落ちないまどろみにたゆたうこと小一時間。もうなんか……何でもいいからなんか書かないと眠れそうもないので、ちょー第一印象ですがちょろっと書きます。もちろん、後で第一印象ではないものも書きます。
京アニクラナド5話のネタバレ含みます。
もうね、やばい。この暖かさがヤバイ。マジヤバイ。
風子のために行った授業のシーンのね、あの風子を見るみんなの目の暖かさ!この暖かさがもう、ホントヤバイ。
心臓を鷲づかみにされたような暖かさ。
風子の真摯さに沿って、手伝ってあげてるという決心をする渚。
細かい事情抜きにして、懐に入り込ませてあげるし入り込んでくる古河家。
有紀寧とか、杏とか、涼とか。打算も策略もなーんもなしで。風子の想いに接して、風子自身にも接する。
マジヤバイ。
優しい視線が、優しい心が、幸せをもたらしてしまう。
風子のために、みんなが授業を用意するけど。
本当は、風子が学校に通っていることはなく、風子が授業を受けてることもない。それは作られたものの筈なのに。
優しさや暖かさ……誰かが誰かの為に何かをするということが、その嘘すらも突破してしまう。
本当はこの光景はひどく滑稽で……そう、早苗さんが風子に「みんなクラスメイトでお友達ですよ」と言った時に、カメラが風子の後の誰一人存在している者がいない教室をじっくりと写しだしていたように。本物ではない。嘘っぱちでがらんどうな事象なのに。そこに存在する優しさと視線は、風子が求めていた空間、「授業」を、たった6人でも構築してしまう。
後の席を振り返り、醒めなくてもいい様に、みんなが一列に並んで座ったり。
風子がクラス委員になるかでうなづいた時、彼女の頭をほんのちょっとだけしか写さなかったように。
本当の授業ではなく。継続されるものでもない。
でも、優しさと暖かさは、本物に存在するそれよりも断然に大きくて、そしてそれが、全てを凌駕するように、幸せを形作っていく。
悲しみが存在する公子さんの前で、惑う様に揺れていた光の玉のような、たんぽぽの胞子のようなものが、この優しい教室の前で、暖かい天に昇っていくように。
つうかもう何?ヤバイんですけど!クラナドって多分こんなんばっかだよ!?うわっもう最高を通り過ぎて幸せすぎて死にかねないレベルですよ!毎週がパラダイスな!
優しさというのは多分、クラナドの鍵になるものだと思う。そしてアニメにおいては、一本道というのも。
アニメはゲームと違い、各ヒロインは平行世界で物語が行われるわけではないということ。
これは逆に言うとですね、ゲームは平行世界でしか全てを拾えないわけです。つまり、(原作バレ反転、クリティカルなバレです注意、しかもかなり長いです)光の玉を集めてアレが起きて渚だいじょーぶというのは、平行世界の物語があったからであって、そういったもののない全くの一本道にはそれが存在しないのですよ。
普通に生きていくだけで。大切な人が死んで、深く悲しんで、そこから立ち直っても。また、大切な人が失われたりする。
あの学校の坂道から。たくさん成長し、ずいぶん強くなったのに。でも、愛する人を失うと、「もろい」と思えてしまうくらいに、人は歩みを止めてしまう。もしくは、岡崎父みたいに、不格好な……不器用すぎる、歩みになってしまう。
だからですね……アフターの一周目なんかは、そういったもろさ、どうしょもなく越えられないものを示しているのかと思うのです。次の楽しいことや嬉しいことを見つけられなくなってしまうほどの出来事が、この世にはある。次の楽しいことや嬉しいことを探せる気持ちを、「何も知らなかった無垢な頃」と言ってしまえることがある。「人が生きる意味は、愛する人の中にある」みたいなことを(うろ覚え)あっきーは仰っていたけど、もしも愛する人がいなくなったら、一人もいなくなったら、それでも生きていけるのか。それでも、歩いていくことなんてできるのか。
その答えは「できません」。それがあの一周目、あそこで終わってしまう一周目だと思うんです。逆に言うと、その大切なものがどれだけ大事かを表しているとも言えるのですが。
たとえば、愛する妻を失っても、子供がいれば、愛する子供がいれば、岡崎ファーザーや朋也のように、不格好で不器用かもしれないけど、たくさんの人の力を借りることになるかもしれないけど、前へと歩いて行けるかもしれない。
でも、それすらも失ったらどうなるのか。
――――――――――――――――――――――――――――――――
渚は助からず汐も助からず、朋也は多分ダメっぽい(から、後の描写もへったくれもなくあそこで終わるのだと思うのだけど)。
一本道ではダメで。他の平行世界で、たくさんの人の優しさに触れ、優しくして、その果てに、ダメではない、それではない道が出来る。
ちょっとこっから先は、正しい解釈ではなくて僕がしたい解釈っぽいんですけど、この一本道というのは、現実の暗喩っぽいんですよねー。平行世界がゲームの特権だから、なおさらに思える。
現実の世界では、誰かが死んでしまったけど、でも死ななかった、助かる、なんて可能性は絶対に無い。絶対に覆らない。こういう風には。
ゲームでは、汐が死んだ(っぽい)ところで終わり、そこから先は映されないけれど。現実は大切な人が死んだところでは終わらず、そこから先も続いていく。
それを突破するのは、出来るのは。様々な人の優しさと、様々な人への優しさ。や、ゲームはファンタジー入れるから、それで単純に巻き戻って突破できちゃったんだけど。現実で言えば、人から受ける優しさが、自分を支えてくれて、人に優しさを与えられたことが、自分の味方になってくれる。もちろんその道は、単純に巻き戻ったりしないから、辛く険しいものになるだろうけど……でも、痛みや悲しみを知ったからこそ、そして優しさを受けて与えられるからこそ、次の出会いは、もっと違ったものになれるんじゃないか、と思う。誰かを失った先の日常も、誰かを失った痛みや悲しみを逆に味方につけて、優しさや暖かさを得て与えて、歩いていけるのでは……みたいな。
ちょっとグダグダなのは覚えてない&理解してない部分が多いからです。なんですけど、これから再プレイするにあたり、取り敢えず今のアレコレを一端吐き出しておきたかったという面が大きかったり。
で、アニメは、その平行世界で行われることが全て一本に纏められているのだから(あ、もしかしたら、光の玉なんていらないかも)、そこにあるものがそれ故に凝縮されるよな、と思った。平行だからはえるものを、一本に纏めてはやさなきゃいけないのだから。その逆も然りで。つまり、こっから先も何回も何回もこういう凄いのが来てしまうんじゃないかって思う……!いやっほーーぅ!毎回パラダイスだ!
でもまあ、考えたら、全部一本道かは分からないっすね。前述の反転文字のアレとか、一本道では不可能っすもんね。
すごいグダグダだけど、第一印象だからもう終えます。つうか第一印象から話脱線しすぎだし。ちょろっとな時間じゃないし。トリプルショックくらい。
あ、あと!スナイプで思い出したけど、あの授業のシーンで「演技」とか「演劇」とか、そういうのを示唆する文章が(ゲーム作中に)あった気がする。あー、どういうニュアンスだったか意味合いだったかも覚えてないー。(ダメすぎです!最悪です!)
第5回、見ながらメモ編 http://bdkiss.blog54.fc2.com/blog-entry-455.html
クラナド見終わって、テレビ消して電気消して、布団に入って、さあ寝ようと思ったのだけど……ね、寝れない!!
だ、だって、だって、あんないいもの見ちゃったら簡単には眠れないじゃないですかー!!
ということで、布団の中で落ちないまどろみにたゆたうこと小一時間。もうなんか……何でもいいからなんか書かないと眠れそうもないので、ちょー第一印象ですがちょろっと書きます。もちろん、後で第一印象ではないものも書きます。
京アニクラナド5話のネタバレ含みます。
【More】
もうね、やばい。この暖かさがヤバイ。マジヤバイ。
風子のために行った授業のシーンのね、あの風子を見るみんなの目の暖かさ!この暖かさがもう、ホントヤバイ。
心臓を鷲づかみにされたような暖かさ。
風子の真摯さに沿って、手伝ってあげてるという決心をする渚。
細かい事情抜きにして、懐に入り込ませてあげるし入り込んでくる古河家。
有紀寧とか、杏とか、涼とか。打算も策略もなーんもなしで。風子の想いに接して、風子自身にも接する。
マジヤバイ。
優しい視線が、優しい心が、幸せをもたらしてしまう。
風子のために、みんなが授業を用意するけど。
本当は、風子が学校に通っていることはなく、風子が授業を受けてることもない。それは作られたものの筈なのに。
優しさや暖かさ……誰かが誰かの為に何かをするということが、その嘘すらも突破してしまう。
本当はこの光景はひどく滑稽で……そう、早苗さんが風子に「みんなクラスメイトでお友達ですよ」と言った時に、カメラが風子の後の誰一人存在している者がいない教室をじっくりと写しだしていたように。本物ではない。嘘っぱちでがらんどうな事象なのに。そこに存在する優しさと視線は、風子が求めていた空間、「授業」を、たった6人でも構築してしまう。
後の席を振り返り、醒めなくてもいい様に、みんなが一列に並んで座ったり。
風子がクラス委員になるかでうなづいた時、彼女の頭をほんのちょっとだけしか写さなかったように。
本当の授業ではなく。継続されるものでもない。
でも、優しさと暖かさは、本物に存在するそれよりも断然に大きくて、そしてそれが、全てを凌駕するように、幸せを形作っていく。
悲しみが存在する公子さんの前で、惑う様に揺れていた光の玉のような、たんぽぽの胞子のようなものが、この優しい教室の前で、暖かい天に昇っていくように。
つうかもう何?ヤバイんですけど!クラナドって多分こんなんばっかだよ!?うわっもう最高を通り過ぎて幸せすぎて死にかねないレベルですよ!毎週がパラダイスな!
優しさというのは多分、クラナドの鍵になるものだと思う。そしてアニメにおいては、一本道というのも。
アニメはゲームと違い、各ヒロインは平行世界で物語が行われるわけではないということ。
これは逆に言うとですね、ゲームは平行世界でしか全てを拾えないわけです。つまり、(原作バレ反転、クリティカルなバレです注意、しかもかなり長いです)光の玉を集めてアレが起きて渚だいじょーぶというのは、平行世界の物語があったからであって、そういったもののない全くの一本道にはそれが存在しないのですよ。
普通に生きていくだけで。大切な人が死んで、深く悲しんで、そこから立ち直っても。また、大切な人が失われたりする。
あの学校の坂道から。たくさん成長し、ずいぶん強くなったのに。でも、愛する人を失うと、「もろい」と思えてしまうくらいに、人は歩みを止めてしまう。もしくは、岡崎父みたいに、不格好な……不器用すぎる、歩みになってしまう。
だからですね……アフターの一周目なんかは、そういったもろさ、どうしょもなく越えられないものを示しているのかと思うのです。次の楽しいことや嬉しいことを見つけられなくなってしまうほどの出来事が、この世にはある。次の楽しいことや嬉しいことを探せる気持ちを、「何も知らなかった無垢な頃」と言ってしまえることがある。「人が生きる意味は、愛する人の中にある」みたいなことを(うろ覚え)あっきーは仰っていたけど、もしも愛する人がいなくなったら、一人もいなくなったら、それでも生きていけるのか。それでも、歩いていくことなんてできるのか。
その答えは「できません」。それがあの一周目、あそこで終わってしまう一周目だと思うんです。逆に言うと、その大切なものがどれだけ大事かを表しているとも言えるのですが。
たとえば、愛する妻を失っても、子供がいれば、愛する子供がいれば、岡崎ファーザーや朋也のように、不格好で不器用かもしれないけど、たくさんの人の力を借りることになるかもしれないけど、前へと歩いて行けるかもしれない。
でも、それすらも失ったらどうなるのか。
――――――――――――――――――――――――――――――――
渚は助からず汐も助からず、朋也は多分ダメっぽい(から、後の描写もへったくれもなくあそこで終わるのだと思うのだけど)。
一本道ではダメで。他の平行世界で、たくさんの人の優しさに触れ、優しくして、その果てに、ダメではない、それではない道が出来る。
ちょっとこっから先は、正しい解釈ではなくて僕がしたい解釈っぽいんですけど、この一本道というのは、現実の暗喩っぽいんですよねー。平行世界がゲームの特権だから、なおさらに思える。
現実の世界では、誰かが死んでしまったけど、でも死ななかった、助かる、なんて可能性は絶対に無い。絶対に覆らない。こういう風には。
ゲームでは、汐が死んだ(っぽい)ところで終わり、そこから先は映されないけれど。現実は大切な人が死んだところでは終わらず、そこから先も続いていく。
それを突破するのは、出来るのは。様々な人の優しさと、様々な人への優しさ。や、ゲームはファンタジー入れるから、それで単純に巻き戻って突破できちゃったんだけど。現実で言えば、人から受ける優しさが、自分を支えてくれて、人に優しさを与えられたことが、自分の味方になってくれる。もちろんその道は、単純に巻き戻ったりしないから、辛く険しいものになるだろうけど……でも、痛みや悲しみを知ったからこそ、そして優しさを受けて与えられるからこそ、次の出会いは、もっと違ったものになれるんじゃないか、と思う。誰かを失った先の日常も、誰かを失った痛みや悲しみを逆に味方につけて、優しさや暖かさを得て与えて、歩いていけるのでは……みたいな。
ちょっとグダグダなのは覚えてない&理解してない部分が多いからです。なんですけど、これから再プレイするにあたり、取り敢えず今のアレコレを一端吐き出しておきたかったという面が大きかったり。
で、アニメは、その平行世界で行われることが全て一本に纏められているのだから(あ、もしかしたら、光の玉なんていらないかも)、そこにあるものがそれ故に凝縮されるよな、と思った。平行だからはえるものを、一本に纏めてはやさなきゃいけないのだから。その逆も然りで。つまり、こっから先も何回も何回もこういう凄いのが来てしまうんじゃないかって思う……!いやっほーーぅ!毎回パラダイスだ!
でもまあ、考えたら、全部一本道かは分からないっすね。前述の反転文字のアレとか、一本道では不可能っすもんね。
すごいグダグダだけど、第一印象だからもう終えます。つうか第一印象から話脱線しすぎだし。ちょろっとな時間じゃないし。トリプルショックくらい。
あ、あと!スナイプで思い出したけど、あの授業のシーンで「演技」とか「演劇」とか、そういうのを示唆する文章が(ゲーム作中に)あった気がする。あー、どういうニュアンスだったか意味合いだったかも覚えてないー。(ダメすぎです!最悪です!)
第5回、見ながらメモ編 http://bdkiss.blog54.fc2.com/blog-entry-455.html
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