CLANNAD -クラナド- 第5回 「彫刻のある風景」 見ながらメモ

 2007-11-04
取り敢えずメモ。
今回なんか、オープニングに対する推測に対してメチャクチャ力が入ってしまい、その後の部分がちょっとお見苦しい適当箇条書きになってしまったりしています。暇潰し程度の、軽いお気持ちで見ていただくと嬉しいです(や、全エントリーそういうシロモノだけど)。


※以下には、京都アニメーションの「CLANNAD」5話までの内容が含まれています。
アニメのネタバレになりますので、閲覧の際にはご注意下さい。

※表記されている時間は、ウチのプレイヤーにCMカット(提供は残っている)されたものを流した時の時間でして、正確な時間からは1〜5秒くらいはズレているかもしれません。OPもこの時間のうちに入っています。



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00:15 彫刻を彫る風子の表情が、つねに真剣。楽しくとか笑顔でとか、適当にとか投げやりにとか、そういう表情は、一度も見たことがない。真剣すぎる。悲壮感を漂わせるくらいに、真剣。

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00:29 公子に会いに行く朋也・渚。風子も誘う。
「ここで、待ってます」
「なんでだよ。会えば話は早いだろ」
に対する反応(無言)。


clannad

OP : 「透き通る夢を見ていた 柔らかい永遠」
幻想世界の光景。
「風のようなかすかな声が 高い空から僕を呼んでいる」
雪に埋もれる「ぼく」。空を見上げる「ぼく」。(ここまで幻想世界)
「このまま飛び立てば」
森の中。
「どこにだっていける」
花畑を走り回る子供。

箇条書きだけでも分かるように、あの幻想世界は言うなれば、歌詞通りの「透き通る夢」「柔らかい永遠」。そこで、「高い空から僕を呼んでいる」「風のようなかすかな声が」聞こえる(のでしょう、のかも)。
カメラの上昇――高い空に向かってカメラが動き、そして幻想世界から離れ森の中。発見を匂わせる躍動的なカメラの動きの中で、横たわる一人の少女と、それを見つける一人の人物。ここ、「このまま飛び立てば」。
そして花畑を走り回る子供にあわせて、「どこにだっていける」。

そもそも、「ぼく」が幻想世界に居たのは、本来この世界はただ通り過ぎるだけだったのに、少女を見てここに居たいと思い、少女もここに居て欲しいと願い、そして行動したから(ガラクタの体と、差し伸べる手ですね)。
ガラクタの人形の中に、ぼく自身は存在しているけど、そこから出られないとは限らない。そもそも、何も生まれず、何も死なない世界なのだから、このガラクタのぼくは、ここに生まれたのではなくここに宿っているに過ぎないのではないか。
生まれていない世界――生きていないのだから、それは『夢』と言ってしまってもいいのかもしれない。生まれて――生きて、実存して、触れているわけではない。ガラクタの体というインターフェイスを通じて、間接的に触れているだけ。これで感じる全ては、体感ではなく、言わば私たちが画面や主人公を通じてゲームに触れているそれに近い。
何も生まれず、何も死なないのならば、それは『永遠』と言ってもいいでしょう。始まらず、終わらず、ずっとこのまま。
『透き通る』『柔らかい』については、これからの物語で、ここで彼が得る(感じる)夢・永遠の中身なので、置いておいて。

雪に埋もれる「ぼく」の場面。
「風のようなかすかな声が 高い空から僕を呼んでいる」
高い空から、僕を呼んでいるのは誰か。この夢・永遠の世界には、もうひとり人物がいます。少女です。けれども、あの少女は「ぼく」と同じこの幻想世界の人物であり、ここで言うような「風のようなかすかな声」――風のよう、一瞬で消え去りかねない儚さを有している、その上かすかである――はともかく、「高い空から」――少しネタバレになりますが、この少女は別に翼が生えて空を飛んだりはしません。飛行機で空飛んだりもしません。なので、「高い空から」は、この少女の声ではなく。そしてまた、他に生きるもののいない、この世界(の中のなにか)からでもない。
しかし……直後の森の場面、幻想世界ではないあそこに少女がいることから、あの森にいる少女が呼びかけている、という類推もできる。原作をプレイ済みの方は、OPのこの場面がゲームのどこに該当するのか推測できると思うのですが、その箇所……恐らく正確にはそこより一瞬後の、ゲーム作中での明示が途切れた後が、アニメOPのこの場面だと仮定すれば、そういう憶測も出来うる。遠く離れた高い空から、離れているがゆえに風のようなかすかな声を届かせる。

「このまま飛び立てば」
そこで写されるのは森に居る、かの少女。幻想世界から飛び立った先。
後の「どこにだっていける」と併せて、飛び立った先の地点を示すもののようにも見えるし、高い空から声をかけているもの、にも見える。(前回、あの森(の少女)を経て(もしくはその幻視を経て)、かの花畑に――みたいなことを書いたし)

しかし。

「高い空から僕を呼んでいる」。この幻想世界の空に、もしくはその果てに何があるのかというと、幻想世界ではない世界、この作品内での現実の世界がある……というか、この空の果て、少なくともそちらの方向にある。これは現実へと還らんとする光の玉(でいいんだよね、確か(うろ覚え))が空へと昇っていくことからも、恐らくそうでしょう。
この空は、(作中の)現実の世界に繋がっている。
だとすれば、僕を呼んでいる声は、少女に限らず、現実世界の誰かかもしれない。もしくは、そこに至る前の光玉(たち)からかもしれない。「どこにだっていける」の『何処』の地点、すなわちあの花畑で走り回る子供の地点(あれが何なのかは原作最後までやってれば一発でしょうが)。辿り着けなかったがゆえにここにいる「ぼく」(ここにいるからこそ辿り着けなかった)に対し、その未来の地点からの呼びかけなのかもしれない。

いずれにせよ、きっかけとなるのは、この場面において少女が最後に発した言葉でしょう。「このまま飛び立てば どこにだっていける」と、『このまま』と歌詞にあるように、あの時点で既に飛び立ってあそこの場所にさえ行ける下地は出来上がっている。それは多分……このままがあそこに適用されることからも、このような世界が描写されることからも、少女の最後の言葉にこそ、このまま飛び立って何処にだって行ける力を、得ているのだと思う。


つうか長げぇっ!OPだけで何でこんなにかかってるんですか(泣)。
あれですね、歌詞に照らしながら見ると、途轍もなく色々見れますね。
「重ねた手と手の中に小さな未来が見えたら 光の中揺らめいた言葉も想いも全部」に合わせながら表示されるのは、1話の時点ではまだそこまで進行していない部分、つまり「小さな未来」でもある各ヒロインとの名場面集的なもので、そしてそこを過ぎ去ってしまえば、つまりもっと先、アフター編くらいまで話が進んでしまえば、ここで表示されている小さな未来も、「言葉や想い」、過去の出来事・記憶になり、そこには言葉や想いも介在するし、そこから言葉や想いを想起することも出来る。
「光の中揺らめいた」に併せているのかどうか分からないけど、ズームインやズームアウトが使われているところ(主要5人+春原・涼・有紀寧・まだ本編登場してない子)は、その物語の進行から見ても(渚に関してはアフター前しか名場面集的なとこに出ていないことから見ても)、あるひとつのものに纏められる。ちょっとだけネタバレしちゃうと学園編ですね。
「遥かな君まで 残さず伝えて きっと」。「きっと」と共に、第一話の出会いのシーンと非対称的になりながら、舞い散る桜の中で遠ざかっていく渚。
その後表されるのは、空に向かっていく光の玉と、幻想世界の空。

うん、あとでOPは別件で書く。長いし、第5回が進まないし。
しかしこう、見るたびに発見があるというか、見入れば見入るほど発見できるというのも、凄い。




clannad

02:16 公子さんの家に向かう一行。
赤信号、信号待ち。一端の停止。
窓の数と形がへんてこな家。へんてこな人物。窓――見えている部分がへんてこ、露見している情報から掴めぬ全体像という、ここでの朋也の心情との合致。
通行する宅急便の車。過ぎ去るもの、運び去るもの、の印象。過ぎ去っていくのは、運び去っていくのは、誰で、何か。

02:50 「どんな事情でしょう?」「俺にわかるもんか」で、信号青。

03:32 「そうなんですか?」。興味わくわくな渚。「チャンスですね、渚ちゃん」。あたふた赤面の渚。「今のは聞かなかったことにして下さい」は朋也に向けて言っているけど、同時に自分に対しても言っているっぽい(映像からも)。

03:59 「ご婚約おめでとうございます」を聞いた後。ぎゅっと、じょうろを握る手に力を込める先生。

04:21 「渚ちゃんは知っていますよね」「妹の風子が眠り続けていることを」。この二つの台詞の狭間に、一端朋也のことを見やる公子先生。
感服するほど細っかいなぁ。渚に対して話しかけているけど、貴方もちゃんと聞いてね、と注意を呼びかける視線であるのでしょう。

04:33 「でも、他の人には…」と言った所で、「えっと…」と言い赤面しながら朋也を見やる渚。上手い言い訳が見つからないで、朋也を頼っちゃうところに赤面しているのかなぁ。そしてそんな表情の渚を見て、一瞬で自分がフォローするべきだと察する朋也はさすが。渚のこと、結構理解しています。


clannadclannad
05:00 ずっと、優しげなまなざしをした公子さん。
「本当は私、結婚するかどうか分からないんです」「妹がそういう状態なのに、自分だけ結婚して幸せになってしまっていいのか、決心がつかなくて」
ふらふらと漂う光の玉。
「本当は私、結婚するかどうか分からないんです」。強く吹く風。「妹がそういう状態なのに」。空を見上げ、続ける。「自分だけ結婚して幸せになってしまっていいのか」。
空。違う場所。風。違う場所へと導く力。
自分だけ幸せに。妹がそういう状態なのに。つまり、妹が幸せじゃないのに、自分だけ幸せになっていいのか、ということ。妹が幸せじゃないと思っている。けれど本当は。妹は、お姉ちゃんの結婚の中に幸せを見い出せる。……だからこそ、この二人を会わせる意味がある。
風。流れる雲。高い空。流動と彼方の場所。「決心がつかなくて」という言葉。全ては動いているし、変わっていくものである。変わらずに、同じところで留まり続けられるものなどいない。全ては移り変わっていき、いつかは違う場所に行かなければいけない、のに。その決心がつかない。

06:15 風子の言を信じられる渚。真剣だからこそ、嘘と思えず、そして真剣だからこそ、こちらも真剣に向き合う。
clannad
「手伝ってあげたいと思います」
凛々しいと言っても過言ではないお姿。そしてこの決意、自分の意思で確固として前へ向く姿は。彼女の後に写る『空』が暗示しているように。違う場所、この先の未来へと繋がっている。その空は、まもなく終わりを迎える落日の光を放っていますけど。


つーかなんか、今回、言葉はいらなくない?
と思ってしまったので、ここからお目汚しな箇条書き(しかもロクに拾えていない)になりつつあります。ご容赦下さい。


07:20 初対面の人の前ではちょーおとなしいふぅちゃん。

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07:34 「風子ちゃん、苗字は何ですか?」と早苗さん。あーもう、優しい目だなぁ。優しい目をやたら強調するよね、今回。

07:48 磯貝さんの件で風子に叩きツッコミ。叩いてるその瞬間は見せない。

08:09 渚に抱きつかれても気にしない(つうか気付いていないのかも)ふぅちゃん。こういうところもまた、風子の一途さなんですよね。ひとつのところしか見えないというか。

08:17 今度は朋也の優しい目。古河家が風子を受け入れてくれたことに……いや、それが起きているこの光景、この空間に。

09:30 朋也「風子も気になるけど、古河のことも心配だからな」。

10:45 いつもながら真剣な表情で彫刻を彫る風子。

11:36 「どうぞ、どうぞ」とヒトデをくばる風子。笑みの一つも無い、もはや切迫感を抱かせるほどに真剣すぎる表情。

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11:59 「会えないから、声が届かないから、風子はこうしているんだと思います。他に何もできないから」
ああ、これがこの切迫感の、真剣さの正体か。会えず、声が届かず、自分が祝えないからこそ、この他人にお祝いをしてやってほしいという願いに、ここまでの想い――自分がおねえちゃん(の結婚)に対して抱いている想いの全てが込められていて、だから、ここまで切迫さと切実さを感じ取れる。

12:20 渚が「ふうちゃん」と呼ぶことに笑顔で答える風子。朋也が同じく呼ぶことには「最悪です」と答える風子。「なんでだよ」と突っかかる朋也。そんな風子と朋也を見て、ひとり微笑む渚。

13:30 トリップ風子。周りが見えないくらいに一途なふうちゃんですから。

14:00 なんか藤林が、イジラレというかコメディ担当キャラになりつつあるげな(笑)。いちお、朋也に声かけられた時は頬赤らめたりもしたりしてたり。

14:34 笑う朋也に、「もう〜」とまるでいたずらっ子に手を焼くお母さんみたいに応対する渚。

15:19 「どこまでボケるんだよ」by朋也。
いやいや、ふぅちゃんのコレはボケじゃなくてマジ反応なんですよん。ビックリしてヒトデ落としまくったのもそう。いちいち、一所懸命で、いちいち、素直な子(発信も受信も)じゃないすか。

16:00〜 ヒトデ談義(?)。いちいち笑顔るのがねぇ、また何とも。笑顔だけで和やかな空間を形成するのに事足りると言いますか。

15:43 「え、ホントにヒトデ!?」「あ〜、冗談のつもりだったんだけどなぁ〜(小声)」。苦笑い的な笑顔と、軽い赤らめ。
16:19 怒ってるかもしれない風子に対して、「ご、ごめん」と杏。本気で心配そうな、申し訳なさそうな表情。
16:31 「アリです!」に対して、微笑みと軽い苦笑い。
こうしてみると、杏はしっかりと相手のことを思慮して考え、そして少し加えられる苦笑い(ヒトデ?わかんね〜的な)からも、その自分の考え・感情が、比較的そのまま表情に出ているんじゃないか、と思わせます。

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16:55 三井「事故に遭ったんですよね。退院したんですか?」、に答えられない風子。渚(の公子さんとの場面)もそうだけど、こういう嘘をついたりごまかしたりするのは、朋也の役目。というか、逆に言うと、風子や渚は、こんなことですらも嘘がつけれない、と言える。
や、嘘がダメだとか嫌だとか自己規範というより、今まであまりにも嘘をついてこなかったから、嘘のつきかたが分からない、に近いレベルなんじゃないでしょうか。巧妙な駆け引きの真逆ですねぇ。

17:18 受け取らない三井。風子主観。

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17:29 それに対する風子の表情。あきらめというか達観というか?
多分、その後の会話……落ち込み、仕方が無い、授業に出たかったから察するに……自分が授業に出ていない、居なかった人間である、ということから来るもの?
だから授業を企画して、だからあの授業の、「みんな風子ちゃんのクラスメイトでお友達」に、あれだけ笑顔で応じる事ができる。のでは。

授業シーンは後ほど。というか、纏め切れない。

22:20 ラスト。地味で気付きづらいけど、実はセピアになっていきます。
空に昇っていくあの白い物体。風子シナリオ。この瞬間の、この授業の場所。
ああ……風子シナリオ知ってると、セピアになる理由もお分かりになるかと。(しかも、今、まだこの場所だからこその、地味なセピアなのかも)。
まあだからこそ、今回のサブタイトルが「彫刻のある風景」なのでしょうが。

先の、三井に対する風子の表情と、朋也たちがやってくれた授業と併せて。風子シナリオの軸かな、と(おぼろげな原作記憶の中)軽く思う。想いが届く事。想いが残る事。時の定めに逆らえるのはどうしてなの?というモノが。




や、今回、お見苦しくて申し訳ない。ひとまずこれで、ご勘弁を。まともな感想は多分、月曜か火曜日くらいになると思います。
(あーでも、この見ながらメモをやめれば、普通に今日あげれてたんじゃ……とも思う(笑)

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【2007/11/04 12:02】
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