麻枝准・衣澄れい『ヒビキのマホウ』

 2008-05-14

えーと、何をいまさらと言われそうですが、麻枝准・衣澄れいの『ヒビキのマホウ』、めちゃくちゃ良かったです。
存在をすっかり忘れてまして、いまさら読書した、という体たらくで申し訳ないのですが…。
ヒビキのマホウ(1)ヒビキのマホウ(1)
(2005/08/10)
依澄 れい、麻枝 准 他

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このブログを読んでくださっている方には御馴染みかと思います。
Keyの麻枝さん。
彼が原作を担当している漫画です。

この作品は学生時代に書いた一本の短編小説がもとになっています。
それは、その後、自分の作品に脈々と受け継がれていくテーマを持った、
ルーツとも呼べる物語です。
(1巻:巻末の麻枝さんコメント)


読めば感じると思いますが、その「ルーツ」っぽいものが、非常に見て取れる作品です。
ONEに通じる感じのとか、Kanonに共通する感じのとか、AIRに繋がる感じのとか、CLANNADに内包されてる感じのとか。

記憶を失ったり。心が磨り減ったり。
忘れたり、疲れたり、悩んだり、苦しんだりするのだけれど。それでも、想いはなくならない。そして実は、人はそれだけで、幸せを感じることができる。
一緒に過ごした幸せな時間――
それは
失くならないマホウ
幸せのマホウ――
(1巻:命のマホウ(後編))
生きることの代償は、失うこと。
けれど、想い(想いが”あった”という過去)は、絶対に失われない。
過去の想いを、改変することは不可能――逆に言うと、それは、永遠に残るということ。
絶対に失われないということ。
そして、何よりも大切なのは。
今、この瞬間に抱いている想いも、永遠に失われないソレになるということ。

この本に書かれていることは、ものっそい簡略して言うと、そんな単純なことです。「ルーツ」と言うのもわかる、通低する物事。もちろん、こんな言葉じゃ伝わらないし、正確でもないし、読まないと分からないものがたくさんあるんですけど、あえて簡略化すると、そんな感じ。

あ、勿論それだけじゃなくて、細かなエピソードやシチュエーションも、Key作品を思い起こさせるようなものが多かったりします。
ヒビキのマホウ (2) (角川コミックス・エース (KCA87-6))ヒビキのマホウ (2) (角川コミックス・エース (KCA87-6))
(2006/12)
麻枝 准、依澄 れい 他

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圧巻は第2巻。
1巻を読んだ後、あまりにも麻枝さんっぽ過ぎるという感想抱いて、ちょっとの間2巻を放置していたのですが……それが悔やまれる、圧倒的な出来。

絵の見せ方・構図による演出も、エピソードの流れ・纏め方も、1巻に比べめっちゃ上手くなっています。
1巻がめちゃくちゃ良い、ならば、2巻はくちゃくちゃ良い、です。

これはもう、読むなら是非、2巻まで読んでいただきたいです。

連載休止中の本作ですが、作者さんのブログを拝見したところ、”そろそろ”、連載再開するっぽいです。
3巻で一区切り、その後は新展開と(2巻あとがきに)書かれていましたので、より再開が待ち遠しい。


コメント
初めまして。
kdyと申します。

06月26日、コンプエースにてヒビキのマホウ 連載再開のようですよ。
【2008/05/29 02:12】 | kdy #97G8vCug | [edit]
>kdyさん

はじめまして〜。情報ありがとうございます。
6月からですか!これは楽しみですね。
【2008/05/30 00:46】 | なしお #DdMDrPns | [edit]












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